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目次
◆棋譜情報・出典
掲載:将棋月報(1943年1月10日発行) P94~P95より。
対局日:不明
先手:石黒寅二 四段
後手:間宮純一 四段
戦型:間宮久夢流(定跡解説記事はこちら。)
◆「本家の『究極の間宮久夢流』」ハイライトシーン
本局の見どころを紹介!
【第1図は42手目△9四歩まで】
これが究極の入玉陣『間宮久夢流』!
後手の布陣こそ間宮純一四段(当時)が考案した、入玉戦法「間宮久夢流」だ!
本局は序盤から5筋・6筋の位が取れたため、最も入玉力が高いとされる「究極の形」へ組む事ができた。
ここから先手陣へ一気に入玉を狙う事ができるようになり…。
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【第2図は64手目△6三玉まで】
久夢流といえばこの三段玉!
以下22手局面が進んだのが上記 第2図。
間宮久夢斎の玉がいつもの6三地点へよじ登った。
こうなると本局は先手玉を寄せる将棋ではなく「後手がいかに入玉するか」という将棋になる。
先手の石黒寅二四段も技を尽くして6筋・7筋入玉を阻止してくるが…。
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【第3図は87手目▲3九角まで】
入玉を決めた家元の一手とは?
上記 第3図は終盤戦。
左辺で入玉をめぐる争いが繰り広げられ、
当然ながら先手の抵抗も激しく「まだまだ入玉するには長い手数がかかるだろう。」と思われたが…。
入玉本家の間宮久夢斎は、戦いながら巧みに5三へ玉を動かしたその真意を次の一手で見せる。
久夢流の本家らしい盤面を広く見た「入玉を決める次の一手」とは?
気になる次の一手!
本局の全容はこちら!↓
◇本局を動く盤面で再生する
この記事で紹介した棋譜を動かして再生できます。
◇本局をkifファイルでダウンロード
◆「レア棋譜探訪伝」棋譜一覧へ戻る
本局以外の他の棋譜が見たい方はこちら。
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◆本戦法「間宮久夢流」の定跡解説はこちら
当ブログでは入玉戦法「間宮久夢流」の基本的な定跡解説もしています。
本戦法がどういう構想でどの地点を狙って指しているのか?
下記の定跡解説を読むと、その全てが理解できるでしょう。
◆本戦法「間宮久夢流」の次の一手問題はこちら
「間宮久夢流」の定跡を次の一手問題形式で実際に指して解く事ができる記事はこちら。
◆出題◆
入玉戦法『間宮久夢流』より
(クリックで間宮久夢流の記事一覧へ移動。)
難易度:かんたん
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