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目次
◆棋譜情報・出典
掲載:将棋月報(1939年3月8日発行) P70より。
対局日:不明
下手:山本武雄 二段
上手:間宮純一 三段
戦型:石田流三間飛車 対 間宮久夢流(定跡解説記事はこちら。)
◆「石田流破りには棒銀+棒金+三段玉の間宮久夢流 その3(香落)」ハイライトシーン
本局の見どころを紹介!
【第1図は24手目▲7六飛まで】
先手は7筋交換型の石田流。
これも香落ち戦で、
初手から△5四歩 ▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △6二銀に▲7八飛と下手が石田流にした将棋。
そこから7筋の歩を交換し、▲7六飛(上記 第1図)と飛車を浮いて構えた局面ですが
既に上手陣は△6四銀型+中住まいという異様な布陣となっており…。
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【第2図は39手目△7三桂まで】
久夢流の陣が完成。以下戦いが始まり。
そこから駒組みが進み、下手は石田流+▲4九玉型金美濃囲いという一風変わった囲いに。
対する上手は5筋・4筋の位を取った△4三玉型久夢流に組み、
それ以上に奇異な布陣を構築。
上記 第2図から下手が何もしないと△8四歩~△8五歩~△7五銀~△8六歩で上手の攻めが確実になってしまう。
よって下手はここから動くしかないのだが…。
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【第3図は44手目▲2四飛まで】
下手失着。ここで優位を築く一手が出る。
第2図から5手進み、
押さえ込まれそうだった下手は何とか飛車を▲2六飛~▲2四飛(上記 第3図)と活用した。
しかしなんとこの手が失着で、
ここから上手は一気に優位を築きながら入玉を狙う一手がある。
△4三玉の上部を開拓しながら下手陣を一気に食い破る一手とは?
気になる次の一手!
本局の全容はこちら!↓
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◆本戦法「間宮久夢流」の定跡解説はこちら
当ブログでは入玉戦法「間宮久夢流」の基本的な定跡解説もしています。
本戦法がどういう構想でどの地点を狙って指しているのか?
下記の定跡解説を読むと、その全てが理解できるでしょう。
◆本戦法「間宮久夢流」の次の一手問題はこちら
「間宮久夢流」の定跡を次の一手問題形式で実際に指して解く事ができる記事はこちら。
◆出題◆
入玉戦法『間宮久夢流』より
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難易度:かんたん
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