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目次
◆棋譜情報・出典
掲載:将棋月報(1941年11月10日発行) P73~74より。
対局日:不明
下手:平田正義 初段
上手:間宮純一 三段
戦型:石田流三間飛車 対 間宮久夢流(定跡解説記事はこちら。)
◆「石田流破りには棒銀+棒金+三段玉の間宮久夢流 その2(香落)」ハイライトシーン
本局の見どころを紹介!
【第1図は37手目△7三銀まで】
本局も対石田流「久夢流 棒銀棒金戦法」
今回も香落ち戦上手で対石田流の「間宮久夢流」の将棋を紹介。
下手の平田正義 初段がノーマル三間飛車から石田流三間飛車へ組みかえた将棋。
一方上手の間宮純一 三段(当時)は…
5筋・4筋へ位を取って中住まいに構える「間宮久夢流」の形だ。
上記 第1図で上手は△7三銀!と上がり、
下手の飛角を狙いながら入玉を狙うが…?
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【第2図は47手目△4四金まで】
後手は△4四金型を作り、囲いを作る準備。
下手は角を縦横無尽に使い、3筋をしっかり受けた。
そこで上手は△4四金!(上記 第2図)でたこ金の要領で金を盛り上げ、
3五の角を追い返していく。
ここから平田氏の猛攻が始まり、下手ペースとなるのだが…。
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【第3図は81手目△4三玉まで】
戦いの最中、玉を三段目に置き「久夢流」完成。
第2図から31手進み、下手の▲2二飛の王手に
上手の間宮久夢斎は5二の王様を△4三玉!(上記 第3図)と上がり「久夢流囲い」を作り上げた。
こうなれば△4三玉の上部に6七地点に上手の馬がいて、
さらに△7四金・△6四角・△5四銀の存在も大きく
本局は入玉模様の将棋となり、劣勢だった上手がようやく巻き返しを見せ…。
気になる次の一手!
本局の全容はこちら!↓
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◆本戦法「間宮久夢流」の定跡解説はこちら
当ブログでは入玉戦法「間宮久夢流」の基本的な定跡解説もしています。
本戦法がどういう構想でどの地点を狙って指しているのか?
下記の定跡解説を読むと、その全てが理解できるでしょう。
◆本戦法「間宮久夢流」の次の一手問題はこちら
「間宮久夢流」の定跡を次の一手問題形式で実際に指して解く事ができる記事はこちら。
◆出題◆
入玉戦法『間宮久夢流』より
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難易度:かんたん
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