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前「久夢流家元の馬作らせ型:対振り飛車編2:『間宮流△3四玉型空中楼閣囲い』」へ移動。>
目次
- ◆棋譜情報・出典
- ◆「久夢流家元の馬作らせ型:対居飛車編4」『△3二玉型斜め棒金』ハイライトシーン
- ◆「レア棋譜探訪伝」棋譜一覧へ戻る
- ◆本戦法「間宮久夢流」の定跡解説はこちら
- ◆本戦法「間宮久夢流」の次の一手問題はこちら
- 【レア棋譜探訪伝】マイナー戦法・ネット未公開の名局棋譜を発掘!【棋譜一覧】
- 【レア棋譜探訪伝】「久夢流家元の馬作らせ型:対振り飛車編2」『間宮流△3四玉型空中楼閣囲い』(香落)
- 【レア棋譜探訪伝】「定跡外の死闘!持将棋を許さない相入玉戦での勝ち方」(香落)
- 【レア棋譜探訪伝】「石田流破りの棒銀+棒金+三段玉の間宮久夢流 その3」(香落)
- 【レア棋譜探訪伝】「石田流破りの棒銀+棒金+三段玉の間宮久夢流 その2」(香落)
- 【レア棋譜探訪伝】「石田流破りの棒銀+棒金+三段玉の間宮久夢流 その1」(香落)
- 【レア棋譜探訪伝】「石田流対策 相振り5筋位取り間宮久夢流」
- 【レア棋譜探訪伝】「3筋位取り銀立ち矢倉型間宮久夢流」
- 【レア棋譜探訪伝】「真剣師 平畑善介と間宮久夢斎の一局」
- 【レア棋譜探訪伝】「久夢流中住まい型三間飛車」その3『端攻めの受け方』
- 【レア棋譜探訪伝】「久夢流中住まい型三間飛車」その2『厚みを生かした入玉法』(香落)
- 【レア棋譜探訪伝】「予想外の囲いの発展『久夢流ゴキゲン中飛車△6三玉型』(香落)」
- 【レア棋譜探訪伝】「相掛かり戦でもやっぱり入玉狙い!『久夢流 劣勢を巻き返す三段玉』」
- 【レア棋譜探訪伝】「1943年の『間宮流▲7七金型早繰り銀』その2」
- 【レア棋譜探訪伝】「1940年に既に存在!『間宮流△3三金型早繰り銀』その1」
- 【レア棋譜探訪伝】「間宮式右玉 2筋交換型『急所の▲4五歩型』」
- 【レア棋譜探訪伝】「間宮式 雁木での入玉法『久夢流雁木中住まい棒金戦法』」
- 【レア棋譜探訪伝】「雁木破りの▲4五歩速攻『久夢流中住まい雁木』」
- 【レア棋譜探訪伝】「久夢流雁木破り対策!『引き角急戦には入玉!』」
- 【レア棋譜探訪伝】「速攻13手目▲4五歩超早仕掛けには?『久夢斎の入玉力』」
◆棋譜情報・出典
掲載:将棋月報(1941年3月10日発行) P89~90より。
対局日:不明
下手:山本正人 二段
上手:間宮純一 三段
戦型:間宮久夢流(定跡解説記事はこちら。)
◆「久夢流家元の馬作らせ型:対居飛車編4」『△3二玉型斜め棒金』ハイライトシーン
本局の見どころを紹介!
【第1図は18手目△3二玉まで】
もう一つの久夢流。玉を囲って仕掛ける型。
上記 第1図は初手▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2二角成 △同銀 ▲2五歩 △3三銀!に
▲5三角から間宮久夢流の馬作らせ型へ誘導した将棋だ。
後手の間宮純一 三段(当時)は王様を△3二玉と囲っており、
いつもの三段玉ではないためか様相が違って見える。
しかしこの△3二玉型久夢流も非常に有力で、
間宮氏は馬作り型ではかなりこの形を採用していることから
かなり自信のある形なのだと伺える。
今回は入玉狙いの久夢流ではないが、
馬を作らせた形で普通に玉を囲って仕掛けて勝つタイプの形を採用してみたい方へ
オススメしたい作戦だ。
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【第2図は28手目△4五歩まで】
さらに棒金で下手の玉頭を攻める。
第1図から10手進み、後手の間宮久夢斎は△6四金!(上記 第2図)と斜め棒金に出た局面。
ここから後手は△7五歩と棒金で仕掛けていく方針だ。
この形、後手は持駒に角があるため△4四角・△6四角や
先手陣に隙があれば△3九角と打つ狙いもあるため
先手は駒組みに制約が多く、後手が仕掛けやすい将棋になりやすいのが特徴。
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【第3図は62手目△5四飛まで】
本局は入玉は後回しにし、仕掛けて勝つ将棋に。
戦いが始まり、後手が△8二角という巧みな角打ちを放ち
銀を手にして先手の飛車を端へ追い込んだ後手が有利な形勢となったのが上記 第3図。
このようにいきなり入玉を狙うわけではないが、
棒金と5三の銀を△4四銀と使って積極的な攻めを狙う将棋となる。
間宮久夢流とは、入玉を狙うだけでなく
しっかり玉を囲って普通に優位を築く事もできる
多彩な姿を持つ総合戦法なのだ。
対する先手の山本正人 二段は
6筋に金二枚で厚みを作り、後手の攻めを受け止めようとするが…?
気になる次の一手!
本局の全容はこちら!↓
◇本局を動く盤面で再生する
◇本局をkifファイルでダウンロード
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本局以外の他の棋譜が見たい方はこちら。
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◆本戦法「間宮久夢流」の定跡解説はこちら
当ブログでは入玉戦法「間宮久夢流」の基本的な定跡解説もしています。
本戦法がどういう構想でどの地点を狙って指しているのか?
下記の定跡解説を読むと、その全てが理解できるでしょう。
◆本戦法「間宮久夢流」の次の一手問題はこちら
「間宮久夢流」の定跡を次の一手問題形式で実際に指して解く事ができる記事はこちら。
◆出題◆
入玉戦法『間宮久夢流』より
(クリックで間宮久夢流の記事一覧へ移動。)
難易度:かんたん
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