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◆Twitter(ツイッター)、instagram(インスタグラム)に掲載した自作詰将棋 双玉３手詰(2019年12月31日)

当ブログがTwitter(ツイッター)＆instagram(インスタグラム)で掲載した自作詰将棋をまとめておきます。
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◆2019年 12月31日掲載「双玉３手詰」

・作者の一言(マイナー将棋ブログ)
最後の１０問と書きましたが、双玉３手詰のパスワード用の問題がなかったので急遽１問追加した問題。
前問の１０問目の初手をダウンロードパスワードにしようと思いましたが、難易度が高いので今回はこの問題をダウンロード用の問題にします。
一見どの駒を取っても詰みそうですが、正解手以外は全部逆王手で失敗します。

答えは次回の記事に掲載します。(ダウンロードパスになる上記の問題の答えを入力すると、答えの解説を読む事ができます。)

(下にスクロールすると前回の2019年12月30日の問題の答えがあります。)

◆前回の答え(2019年 12月30日掲載)

初手▲５五龍に△４五桂の逆王手が絶対手。(△４五桂以外だと▲３六銀で詰み。)
この△４五桂の逆王手に対する応手が今回の問題で、▲２八玉・▲４七玉・▲４八玉と玉を動かして▲３九香で開き王手をかける手が３通りありますが、▲４八玉以外は失敗手で詰まないのです。

今回は△４五桂に対する変化を詳しく解説していこうと思います。

◇２手目△４五桂の逆王手に対して▲４七玉は？ 角筋が止まり△２五玉で詰まない

問題図を再掲載します。

この△４五桂に対する失敗手を１つづつ解説します。
まずは△４五桂に▲４七玉の変化から。

▲４七玉と横に逃げて▲３九香で開き王手をかけるのは、▲６九角の利きが▲４七玉で止まったので△２五玉と逃げられます。
以下▲４五龍～▲２六桂～▲４三龍と追っても△２三歩(変化Ａ失敗図)となり捕まりそうにありません。

よって△４五桂の逆王手に▲４七玉と逃げるのは角筋が止まって詰まない事がわかりました。

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◇他に２手目△４五桂の逆王手に対し▲２八玉と避ける手は？  △３六桂の逆王手があり詰まない

第１図の△４五桂の逆王手の局面を再掲載。
再掲載 第１図から▲２八玉の変化を解説します。

▲２八玉と逃げて開き王手をかける手には、△３六桂(変化Ｂ途中図)の逆王手があって詰まないのです。
ですがそれには▲３六同銀と取って詰み・・・と思いきや、その瞬間△２八香成で▲２八玉を取られて失敗となります。
△２四香が遠く▲２八玉を睨んでるので、△３六桂に▲３六同銀と取れないと言うのがこの双玉詰将棋の作意なのでした

よって変化Ｂ途中図の△３六桂の逆王手には▲同香と取るしかなく、角道を止められ△２五玉(変化Ｂ失敗図)と逃げられて詰みません。

変化Ｂ失敗図以下▲４五龍と王手をかけても△１四玉と逃げられて捕まりません。
他に変化Ｂ失敗図で▲３四香と角で開き王手をかけても△同玉で効果なしです。

この▲２八玉と逃げる変化も△３六桂の逆王手があり、詰まない事がわかりましたね。

◇２手目△４五桂に対する正着は？ 逆王手を避けて角筋を止めない▲４八玉！

再び第１図を再掲載します。
この再掲載 第１図の△４五桂に対する正着はなんなのでしょうか？

再掲載 第１図から▲４八玉と左下に玉を動かし▲３九香の開き王手をかける手が正解です。
これなら▲６九角の利きを止めておらず、相手玉は△２五玉と逃げる事ができません。
▲２八玉型でもないので、再掲載 詰め上がり図から△３六桂の逆王手には▲同銀が無駄合いとなって詰み。

まで、問題図から ▲５五龍 △４五桂 ▲４八玉までの３手詰でした。

◆最後に 問題図からの失敗手順のまとめ

最後に再掲載 問題図での失敗手順の紹介。

よって問題図で▲５五龍以外の手は不正解です。

二連続の桂合いの逆王手が狙いの双玉詰将棋らしさを詰め込んだ問題。
初手自体は玉を４四に逃がさない▲５五龍しかなく、比較的簡単に見えるだけに２手目の△４五桂の逆王手が盲点になっていたのではないでしょうか？
さらにその盲点を見抜いた後に、最後にもう一度△３六桂の罠を仕掛けてあると言う、双玉詰将棋らしい隙を生じぬ二段構えの二連続桂逆王手の作品でした。

これで今回の双玉詰将棋３手詰１０題は終わりとなります。
12月21日から本日の年末までお付き合いどうもありがとうございました。
今日まで双玉詰将棋を解いてくださった皆様、よいお年を！

次回の記事に12月21日～12月31日までの双玉詰将棋をkif化して配布する記事を掲載しますので、次回もお楽しみに！

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◆次回の記事「双玉詰将棋３手詰」全１１問 kifファイル集 ダウンロード 

※皆様からの詰将棋の投稿、お待ちしております。
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◆クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表記(2019年  12月31日掲載「双玉３手詰」)

今回掲載した当ブログ作成の詰将棋を「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表記」しておきます。
「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表記」のルールを守って頂ければ、この詰将棋はご自由に使って頂いて構いません。

マイナー将棋ブログ 作『2019年12月31日掲載 双玉３手詰』はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
https://minorshogi.com/201901231-twin-3move-problem/にある作品に基づいている。

△関連記事：2004年 当時の将棋ソフトも間違えた！世界一難しい!?「双玉詰将棋 １手詰」

一見簡単に詰みそうな1手詰と思ったら、まさかの13手先も読まなければいけない超難問！
2004年に発売したGBA(ゲームボーイアドバンス)のゲームソフト『みんなの将棋』にひっそりと収録されていた双玉１手詰問題を、当ブログが制作元の株式会社サクセスに許可を頂いて掲載＆解説しました。
2004年当時、なんと下記の記事の先にある1手詰問題を間違えた市販将棋ソフト・フリー将棋ソフトがあり・・・。

▽関連商品

＊あっと驚く三手詰＊　定価：950円 あっと驚く三手詰 著：森 信雄　2000年10月16日発売。　「この玉が本当に３手で詰むのか？」この本の問題を読んだ時、まず出る言葉がこれです。 森信雄七段の贈る「とにかく難しい３手詰」を200題収録した一冊。 9×9マスの盤上に広く駒が置かれた問題が多く「こんな所に飛角が利いていた。」と見落とす事もしばしば。 盤上の駒数自体はそれほど多くはなく、中段玉や入玉形などで読者を惑わしてくる問題が中心です。 出てくる詰み手筋も偏りがなく、１問１問全く違う問題で全く飽きを感じさせません。 「とにかく難しい３手詰に挑戦してみたい！」「３手詰であっと驚くわけがない。」そう思っている人にこそ、この本を手に取って欲しい一冊。 巻末に森信雄先生の弟子の故村山聖九段のエピソードも4ページ収録されています。 この師弟の詰将棋創作エピソードは読んでいて本当に仲良く楽しそうで、将棋って本当にいいなと思わされました。 Amazon Kindle 楽天 楽天Kobo 7net 電子版 『あっと驚く三手詰』の商品レビューを読む。(『Amazon』のカスタマーレビューへ移動。)

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