Twitter(ツイッター)、instagram(インスタグラム)に掲載した自作詰将棋 双玉1手詰&前問の解答(2019年8月27日)


◆Twitter(ツイッター)、instagram(インスタグラム)に掲載した自作詰将棋 双玉1手詰&前問の解答(2019年8月27日)

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◆2019年 8月27日掲載「双玉1手詰

【問題図 双玉1手詰】
△5八飛と△5九角が強力だが?

・作者の一言(マイナー将棋ブログ)
詰将棋らしさと双玉詰将棋らしさを両立した作品。
試しに友人に出題してみた所、かなりの好感触の自信作。

 

 

答えは次回の問題の記事に掲載します。

(下にスクロールすると前回の2019年8月26日の問題の答えがあります。)

 

 


◆前回の答え(2019年 8月26日掲載)



【問題図 双玉1手詰】
香を打つ場所に気をつけて。

・問題図からの指し手

▲8四香(詰め上がり図)

【詰め上がり図は▲8四香まで】
△7四玉と逃がさない零距離の香打ち。

△7四玉と逃げる手を消した▲8四香(詰め上がり図)が正解!

遠距離砲の香車をあえて短く使う問題でした。
他の場所に香を打つと、受け方に妙防があり失敗します。

 

 


◇今回の失敗手順はかなり難解。10手読む必要あり。

最後に再掲載 問題図での失敗手順の紹介。

【再掲載 問題図 双玉1手詰】
▲8九香だと中合いの妙手がある。

1.再掲載 問題図▲8五香△7四玉(変化A1図)で詰まない。

2.再掲載 問題図▲8九香△8五香で詰まない。(後で解説。)

この問題は▲8五香△7四玉(変化A1図)と逃げられて詰まないのですが、そこからの変化が長いのです。

【変化A1図は△7四玉まで】
以下▲7五角成から詰まない手順を解説する。

・変化A1図からの指し手

▲7五角成 △6三玉 ▲8三香成 △7四香

▲7三成香 (変化A2図)

【変化A2図は▲7三成香まで】
△同玉は▲7四馬右から詰み。

▲7三成香(変化A2図)がなかなかの手。
△同玉なら▲7四馬右 △6二玉 ▲6三馬 △6一玉 ▲7二銀成 △5一玉 ▲5二馬まで・・・の詰みです。
長い手順で本筋ではないので図は割愛。 とにかくこの成香を取ると詰むのです。

 

では変化A2図▲7三成香にはどう受ければ受け方は詰まないのか?
変化A2図再掲載して進めましょう。

【再掲載 変化2図は▲7三成香まで】
ここで△5二玉なら詰まない。

・再掲載 変化A2図からの指し手

△5二玉 ▲7四馬左 △5一玉 (変化A失敗図)

【変化A失敗図は△5一玉まで】
これで詰まない。香を打っても捕まらない。

△5一玉(変化A失敗図)まで逃げられて、相手の玉は捕まりません。
持ち駒に香がありますが、変化A失敗図▲5二香と打っても△4一玉▲5三香と打っても△4二玉と逃げられて詰みません。 受け方の玉は、香を渡しても詰まないのです。(ここ大事!)

と言うわけで、問題図初手▲8五香と打つ手は駒が足りず△7四玉から逃げられて詰まないのです。

 

今回はこの変化がベースとなりますので、この変化をよく覚えておいてください。

 

 



◇問題図で▲8九香でも詰むと思いきや、△8五香合の妙手があり詰まない。

では戻って問題図から▲8五香は△7四玉で詰みませんでしたが、▲8九香(変化下段香図)と離して打つと駄目なのでしょうか?

【変化下段香図は▲8九香まで】
「香は下段から打て」の格言通りの手だが。

・変化下段香図からの指し手

▲8九香 △8五香(変化香合図)

【変化香合図は△8五香まで】
唯一詰まない受け。香以外の駒なら詰む。

ポンッと空中に香を置いた△8五香(変化香合図)の中合いが妙手です。
この△8五香の受けで相手の玉は詰まないのです。

変化香合図△8五香以外の駒だと△8五飛・△8五金・△8五銀・△8五桂がありますが、それだと受け方の玉が詰んでしまうのです。(他の駒の変化は後に解説します。)

 

ちなみに変化香合図9五の駒が金なら▲8四金 △同玉 ▲8五馬 △8三玉 ▲8四馬で詰みです。
この詰み筋を消したのが▲9五玉の双玉の作意です。

 

さて余談が長くなりましたが、再掲載 変化香合図△8五香以下の変化を解説しましょう。

【再掲載 変化香合図は△8五香まで】
以下▲同香だがどうなるか?

・再掲載 変化香合図からの指し手

▲同香   △7四玉 ▲7五角成 △6三玉

▲8三香成 △7四香 ▲7三成香 △5二玉

▲7四馬左 △5一玉(変化香合失敗図)

【変化香合失敗図は△5一玉まで】
香二枚あるが詰まない。銀か桂があれば詰む。

変化香合失敗図まで進んでみると、持ち駒に香が二枚あるのに詰まない事がわかるはずです。(▲5二香△4一玉。▲5三香なら△4二玉で詰まない。)
つまり初手▲8九香には△8五香の受けで受かるという事です。

 

これで△8五香で詰まないと言う事はわかりましたね。

・・・ですが、ここでさらに恐ろしい事実があります。
なんと8五に打つ駒が香以外の駒だと、受け方の玉が詰んでしまうのです。(下記で解説。)

これが詰将棋でたまに出てくる「限定合い」と言う用語です。
この詰将棋だと受かる駒が香に限定されています。

 

 


◇中合いの駒が他の駒なら? 銀なら13手詰と突然難解に。

では変化下段香図△8五香ではなく、△8五銀(変化銀合図)の合駒ならどうなるのでしょうか?
結論から言うと、初手から数えて13手で詰みます。 相当長い手数で、気が遠くなりそうですね。
ですが先ほどの△8五香と同じ変化になるので、手順の意味は理解できるはずです。

【変化銀合図は△8五銀まで】
銀合も詰むが、何と13手詰

・変化銀合図からの指し手

▲同香   △7四玉 ▲7五角成 △6三玉

▲8三香成 △7四香 ▲7三成香 △5二玉

▲7四馬左 △5一玉 ▲5二銀(変化銀合詰め上がり図)

【変化銀合詰め上がり図は▲5二銀まで】
香合の変化と同様に進んで銀打ちで詰み。

△8五銀合だと、香合いの変化と同様に進めていけば、最後に手持ちに銀があるので▲5二銀と打って詰みます。
まで13手詰です。
詰む変化手順でもこれほど長くなるのが、恐ろしいですね。

 

 


◇中合いの駒が桂なら? 桂なら15手詰とさらに長くなる!?

では次に中合いの駒が△8五桂合(変化桂合図)ならどうなるのでしょうか?
これも結論から言うと、初手から数えて15手で詰みます。
手数が2手長くなりますが、これも先ほどの香合い・銀合いの変化と同じ手順なので理解できるでしょう。

【変化桂合図は△8六桂まで】
桂合も初手から15手で詰む。

・変化桂合図からの指し手

▲同香   △7四玉 ▲7五角成 △6三玉

▲8三香成 △7四香 ▲7三成香 △5二玉

▲7四馬左 △5一玉 ▲4三桂  △6一玉

▲7二銀成(変化桂合詰め上がり図)

【変化桂合詰め上がり図は▲7二銀成まで】
先ほどと同じように進め▲4三桂から詰み。

まで香合いの変化と同様に進めていけば、最後に▲4三桂~▲7二銀成15手詰みです。
2手長くなりますが、桂を手に入れれば詰むのです。

よってこの詰将棋は銀合い、桂合いでは詰む事がわかりましたね。

 

 


◇中合いの駒が飛や金なら? 簡単な5手詰に。

では戻って再掲載 変化下段香図、▲8九香と打った局面。
再掲載 変化下段香図
△8五銀や△8五桂なら、上の手順通りで進めて13手、15手で詰む事がわかりましたね。

では再掲載 変化下段香図△8五飛△8五金の合駒ならどうなるのでしょうか?

【再掲載 変化下段香図は▲8九香まで】
ここで△8五飛・△8五金なら?

・再掲載 変化下段香図からの指し手

△8五飛(金) ▲同香 △7四玉 ▲6四飛(金)(変化飛合詰め上がり図)

【変化飛合詰め上がり図は▲6四飛まで】
飛車と金ならこれで簡単な5手詰。

飛車金合いなら、まで5手詰。
一気に簡単になりましたね。

つまり初手▲8九香△8五香以外の受けなら、相手玉は詰むと言う事でした。

 

 


◇まとめ 初手▲8九香には△8五香で詰まない。 他の駒では相手玉が詰む。

最後に今回の限定合いの変化をまとめて終わりたいと思います。

★今回の「双玉1手詰」限定合いの変化まとめ。

  【再掲載 変化下段香図は▲8九香まで】  
  銀桂合なら13手、15手。飛金合なら5手。 

1.再掲載 変化下段香図初手▲8九香銀合い桂合いなら、取った駒を最後に使って13、15手詰。

2.再掲載 変化下段香図▲8九香飛車合い金合いなら、取った駒を6四に打って5手詰

3.よって初手▲8九香には△8五香香合い(再掲載 変化香合図)でのみ、受け方は詰みを逃れる事ができるのです。

【再掲載 変化香合図は△8五香まで】
これで詰まない。絶妙の中合いの香。

つまり初手▲8九香ではこの問題は詰まないのです。

よって再掲載 問題図で▲8四香以外の手は不正解です。

【再掲載 問題図 双玉1手詰】
▲8四香以外だとギリギリ詰まない問題。

相当難解な失敗手順ですが、詰将棋にはこういう物凄い妙手で詰まない事がよくあると言う実例を示したくて作った問題。

この問題を作る際に参考にしたのは、大道詰将棋の「金問題」と言う問題です。
下記で紹介しますが、一目3手詰の簡単な問題のようで実は27手詰というとんでもない問題です。

 

 



△コラム:元となった問題は大道詰将棋の「金問題」。  3手詰と見せかけて27手詰!?

今回の双玉1手詰の元となった、大道詰将棋の「金問題」と言う問題を最後に掲載して終わります。
詳しい解説はいずれ何かの記事で書くかもしれません。
それまでに自分で考えて、大道詰将棋の奥深さを堪能してみては?

【大道詰将棋「金問題」】
作者不明。3手詰と見せかけ27手詰。

大道詰将棋とは、昭和の時代に流行った露店商売です。
繁華街などに露店を出し、解説用の大盤を使って上のような問題を並べ「この詰将棋が解けたら景品をさしあげますよ! 挑戦料は1回○○円!」と言う方法でお金を稼いでいたようです。

大道詰将棋の面白い所は「簡単に詰みそう」に見える事。
当然ですね、難しい詰将棋なら素人のお客さんは手出しせずに帰ってしまうからです。

と言うわけで、上記の大道詰将棋「金問題」も大道詰将棋屋が愛用した「簡単に詰みそう」に見える詰将棋です。
どうぞチャレンジしてください。(
ヒントとして4手目の手を記しておきましょう、4手目に△8六飛合と言う妙手があり、そこからが本番。)

 

この「金問題」の作者は不明ですが、歴史に残る偉大な問題です。
今回紹介した大道詰将棋の「金問題」の詳細は『蘇る秘伝大道棋』と言う本で詳しく紹介されています。

*蘇る秘伝大道棋* 定価:1,470円

著:湯川 博士 編集:週刊将棋 2001年4月発売。 昭和の時代、繁華街やストリートで詰将棋で稼ぐ商売があった。 それが「大道詰将棋」だ。 簡単に詰みそうでチャレンジしてみると、絶妙の受けがあり詰まない。 さっき解いた同じような問題だ、今度も同じ手順で詰むだろう・・・と思ったら、全く違う受けがあり詰まない。  当事のプロ棋士も唸った大道詰将棋問題を「将棋ジャーナル編集」元編集長の湯川博士氏がまとめた一冊。 今回紹介した「金問題」も掲載されており、この問題の奥深さを堪能してください。  収録問題は「香歩問題」「銀問題」「双玉問題」「金問題」の4シリーズが約50題収録されています。 ※この本は1990年7月に出版された『秘伝 大道棋』の復刻版です。

『蘇る秘伝大道棋』の商品レビューを読む。

この『蘇る秘伝大道棋』には、大道詰将棋で使われた問題が多く掲載されています。
銀の中合いで有名な「香歩問題」。 初手の紛れが豊富な「銀問題」。 そして玉が2つある「双玉問題」。 今回の詰将棋のテーマになった「金問題」。
これを読めば、大道詰将棋の魅力を全部理解できる一冊です。

 

 


◆次回の問題(2019年 8月28日掲載)



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【2019年8月27日掲載 双玉1手詰】
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