【第3回 誰も知らないマイナー戦法】 石田流封じ「GAVA流 鏡の左早繰り銀」Part3『対升田流▲7七銀 強制相居飛車型』

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目次

◆【第3回 誰も知らないマイナー戦法】 石田流封じ「GAVA流 鏡の左早繰り銀」Part3『対升田流▲7七銀 強制相居飛車型』


関連記事

前回のPart2(クリックでPart2の記事へ移動する。)では、GAVA氏が考案した「早石田破り新xaby角戦法 鏡の左早繰り銀」へ必ず組めるマル秘手順を紹介しました。(下記 新xaby角図参照。)

【新xaby角図は10手目△5四角まで】
先手の2七地点を狙う必殺の新手。

ここから後手は△2二飛~△4四銀~△2四歩~△2五歩~△3三桂~△3五銀~△2六歩…2七地点を相振り早繰り銀で狙うだけの、簡単な戦法です。
たった24手の手順を覚えるだけで、初心者の方でも石田流を一方的に叩き潰す事ができ、あまりの破壊力に他の戦法が使えなくなるほどの威力でした。

これでは先手は3手目▲7五歩(下記 石田流1図)と突く早石田戦法を使う事ができず、
「もう石田流を封印するしかない…。」と思った方もいるでしょう。

【石田流1図は3手目▲7五歩まで】
ここで後手は△8八角成としてくる。

だって3手目▲7五歩の瞬間に、後手は一切変化の余地を与えない
4手目△8八角成!(下記 石田流2図)の角交換をしてくるので、
この角交換相振りの展開は絶対に避けられないのですから…。

【石田流2図は4手目△8八角成まで】
この手を絶対に避けられない。

…しかし、まだ諦めるのは早い。

実はこの4手目△8八角成という手は、
升田式石田流を考案した
升田幸三 実力制第四代名人が
当時1970年に先手を持った時に指されており、
この手にも升田流独自の対策があるのです。

それが上記 石田流2図から
▲同銀 △2二銀 ▲7七銀!(下記 ハイライト図)と指す手です。

【ハイライト図は7手目▲7七銀まで】
これぞ本家の角交換対策の一手。

(*の付いた青色の文字*を押すと解説が表示されます。)

今まではこの上記 ハイライト図▲7七銀!の所で
▲7八飛*と指していましたが、それだと△3三銀から後手は鏡の左早繰り銀へ組む事ができ、後に△5四角と打って先手の8七地点と2七地点を狙う事ができます。

だが…この▲7七銀と上がる手は一体何を狙っているのか?
それについては、本日のハイライトシーンをどうぞ!

 


 


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◆「新鏡の左早繰り銀 対升田流▲7七銀」ハイライトシーン

下記ハイライト図を再掲載し、
あらためて今回のハイライトシーンを紹介。

【再掲載 ハイライト図は7手目▲7七銀まで】
升田流▲7七銀へ挑む、GAVA流の角打ちとは?

上記 再掲載 ハイライト図は先手が▲7七銀と上がった局面。

この手の狙いは、ハイライト図*から次に▲8八飛*のダイレクト向かい飛車を狙う事です。

そうなれば、後手が以下△3三銀~△2二飛*として相振り鏡の左早繰り銀を狙おうとしても、
以下▲8六歩*(▲6五角*△5四角*互角。) △7二金* ▲3八金*となり、
先手だけ▲8六歩・▲7五歩と突けて2手得した将棋となり、先手ペースとなります。

つまりこの上記 再掲載 ハイライト図の▲7七銀は
後手が4手目△8八角成と角交換してきた手を逆用し、
一直線に▲8八飛と振る事で
角交換振り飛車にしてしまおうという狙い
です。

 

単純ながら、非常に理にかなった手で
この7手目▲7七銀新xaby角 鏡の左早繰り銀は終わってしまったかのように思えますが…。

ここで新xaby角考案者のGAVA氏が考えた、
名人升田幸三へ挑む、ある角打ちを放ちます。

先手の振り飛車を封じる、
あの旧xaby角*の心を継いだ角打ちとは!?

 


 


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◇(初手から)4手目角交換を逆用する、本家升田流の▲7七銀!

それでは初手から解説を始めます。

【初形図】
升田流▲7七銀まで一気に進めよう。

 

・初形図からの指し手

▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8八角成

▲同銀 △2二銀 ▲7七銀!(ハイライト図)≫ 
≫の付いた青文字を押すと動く盤面で再生。↑

【ハイライト図は7手目▲7七銀まで】
次に▲8八飛が狙い。正に名人の一手。

ハイライト図までの手は、
前回のPart2(クリックでPart2の記事へ移動する。)で解説したので割愛します。

というわけで上記 ハイライト図の▲7七銀!
本家升田幸三 実力制第四代名人が初めて指した一手。

(この手は『升田の研究~鬼手と石田流~』《著:升田幸三》《クリックで商品紹介欄へ移動する。》で、
升田先生自身が解説しており、2023年の現在でも役立つ内容なのでぜひ一度読んでみてください。)

この▲7七銀の狙いは、
上記 ハイライト図*△3三銀*なら▲8八飛(下記 変化A1図)としてダイレクト向かい飛車にする狙いです。

【変化A1図は9手目▲8八飛まで】
手得したダイレクト向飛車に。先手満足。

こうなれば先手が3手目に突いた▲7五歩も攻めの歩として使え、
その▲7五歩を支える▲7七銀も攻めの銀として使えるのでまず遊ぶ事がありません。

この上記 変化A1図になれば、先手満足の展開です。

 


 


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◇(7手目 変化)変化A1図の▲8八飛に△4五角・△8四歩・△5四角の変化は?

というわけで、
変化A1図下記再掲載して
それ以外の手を検討していきましょう。

下記 再掲載 変化A1図では
△4五角・△8四歩・△5四角の変化があります。

【再掲載 変化A1図は9手目▲8八飛まで】
△4五角・△8四歩・△5四角の変化は?

上記 変化A1図*△4五角*▲7六角* △2七角成 ▲4三角成* △2二飛* ▲3八金* △5四馬* ▲同馬 △同歩 ▲8六歩* △8二銀 ▲8五歩*…と歩を持った力戦相振りになりますが、
先手だけ手得しており、しかも後手陣だけ角打ちの隙が多く先手指しやすい将棋です。

この上記 変化A1図まで進むと先手は手得しており、
しかも後手は▲7五歩型のために8一の桂を使い辛くなっています。

 


なので次は下記 再掲載 変化A1図△8四歩と飛車先を突く変化を見ていきましょう。

【再掲載 変化A1図は9手目▲8八飛まで】
残るは△8四歩・△5四角の変化。

例えば後手が上記 変化A1図*△8四歩*から居飛車にすると
以下先手は▲7六銀型~▲8五歩*と逆棒銀を狙う手があり、
3手目に突いた▲7五歩もしっかり生きます。

 

では方針を変えて、
後手は上記 変化A1図*から△2二飛*と相振り飛車にする手も、
以下▲8六歩*と突かれて
先手が先に8筋を攻める展開になり、
後手の一手損が浮き彫りになり後手不満。

 


よって下記 再掲載 変化A1図で残った変化は一つ。

【再掲載 変化A1図は9手目▲8八飛まで】
よって最後は△5四角と打つ変化。

ならば上記 変化A1図*△5四角!*と「鏡の左早繰り銀」を狙う手も駄目で
以下▲3八金* △2二飛 ▲6六銀!* △4四銀 ▲5六歩 △6四歩* ▲5五銀!*
中央から動かれ、2七地点を攻める前に後手の角が狙われる展開になり後手不利となります。
(先手の▲8八飛が8七地点を守っているので、△5四角と打たれても左銀の扱いに困らない。)

 


多くの変化が出ましたが…どれにも言える事が
「角交換時に上がった左銀を即活用し、後手の一手損を急戦で咎める。」という事です。

後手番で自ら角交換したため合計2手の差が生じたので、
後手の陣形が整う前に先手の仕掛けが炸裂するのです。

 

後手視点で下記再掲載 ハイライト図▲7七銀を見ると
もう既に将棋が終わっているような感じすらします。

【再掲載 ハイライト図は7手目▲7七銀まで】
「新xaby角は終わった。」そう言いたくなる。

この4手目角交換から石田流を叩き潰す「鏡の左早繰り銀」は、升田流の▲7七銀で終わってしまった…

…と言いたいのですが、
ここで「鏡の左早繰り銀」の考案者 GAVA氏が編み出した新手があるのです。

上記 ハイライト図での次の一手が、
天才升田幸三へ挑むGAVA流の「xaby角流」の一手です。

その手とは…!?

 


 


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◇(7手目)先手の▲7五歩型を咎める、GAVA流の筋違い角!

ハイライト図再掲載して手を進めます。

【再掲載 ハイライト図は7手目▲7七銀まで】
先手陣の隙を突く"新手"とは?

 

・再掲載 ハイライト図からの指し手

△6五角!(第1図)≫ 
≫の付いた青文字↑を押すと動く盤面で再生

【第1図は8手目△6五角まで】
この手が先手陣の隙を突いた角打ち。

先手の8七・4七地点の両方を狙う、この△6五角!が▲7七銀と上がった手を咎めに行く一手です。

この手自体はこの局面を迎えたらすぐ見えるでしょうが、問題はここから先手の受けに対してどのような構想を立てるかです。

上記 第1図では先手に2つの受けがあります。
それは▲3六角▲7六角です。
この2つの手は8七・4七地点の片方を守りつつ、後手陣へ角成りを見せる攻防一体の角打ちです。

さて…この角打ちに後手が見せる新構想とは…?

 

★対升田流▲7七銀「強制相居飛車型」のポイント1

・升田流の▲7七銀には△6五角が絶対!これで先手の形を乱しにいく。


 


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◇(8手目)4七地点を守る、攻防一体の▲3六角!

解説しやすいよう、下記第1図再掲載します

【再掲載 第1図は8手目△6五角まで】
まずは▲3六角の変化だが…。

 

・再掲載 第1図からの指し手

▲3六角(第2図)≫
≫の付いた青文字↑を押すと動く盤面で再生

【第2図は9手目▲3六角まで】
4七地点を守りつつ▲6三角成を狙う。

まずはこの上記 第2図▲3六角の変化です。
この手は4七地点を守りつつ、▲6三角成を狙った攻防一体の一手。

もしこの上記 第2図*で後手が△8七角成*なら以下▲6三角成* △5二金右 ▲3六馬 △3三銀 ▲6八飛*…が一例。
形勢は互いに駒損なしで互角なものの、先手は玉を囲ってから▲6六歩*▲6五歩*と後手の薄い6筋を狙う手があり、先手が主導権を握る将棋となります。
あと石田流系の力戦振り飛車を狙っていた先手的には、互角の形勢で飛車を振る事ができたので、それだけでも先手満足でしょう。

というわけで…この上記 第2図で角を成り合う手は、形勢互角なものの後手やや不満となります。

なのでここでは後手に別の構想が必要になるのですが…。

ここからが「旧xaby角戦法」*の思想を継いだ
先手の振り飛車を封じる「新xaby角戦法」の新構想が登場するのです。

 


 


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◇(9手目)狙いを秘めた細かい△5二金右。対する先手は▲8八飛とは振れず…。

読みやすいよう、第2図再掲載します。
ここから数手で先手が青ざめる事になります。

【再掲載 第2図は9手目▲3六角まで】
ここから後手はある構想を見せるが…。

 

・再掲載 第2図からの指し手

△5二金右(第3図)≫
≫の付いた青文字を押すと↑動く盤面で再生

【第3図は10手目△5二金右まで】
後手は金を上がる。ここで▲8八飛だと?

まずは後手△5二金右(上記 第3図)と上がる手が細かい手。
これは△6二銀と上がる手を保留する事で、後に△7二銀と上がる棒銀戦法を狙えるようにしています。

ちなみに上記 第3図*▲8八飛*なら、以下△3五歩!* ▲2五角* △3三銀!* ▲6六銀 △5四角 ▲2八銀* △2四歩 ▲1六角 △4四歩*(下記 変化B図)…が一例となり、先手の美濃囲いを封じつつ玉頭へ位を取れた後手十分です。

【変化B図は22手目△4四歩まで】
手得&形が良い後手十分。

後手は先手の角を追うだけで3筋の位を取る事ができ、以下「玉頭位取り戦法」のような布陣*(下記 変化B結果図)へ組めば、玉の広さと堅さで優位に立つことができます。

【変化B結果図は34手目△3一玉まで】
△6四銀~△5五歩で角を使える後手十分。

先手は▲1六角を自陣へ戻して▲3八角と使い直す必要があるため、固い囲いにできません。
なので振り飛車らしく美濃囲いへ囲って、玉の堅さで優位に立つような将棋を狙っていた狙っていた先手からすると面白くない将棋です。


 


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【再掲載 第3図は10手目△5二金右まで】
他にも後手からいきなり動く手がある。

他にも上記 第3図*▲8八飛* △3五歩* ▲2五角*△2四歩(下記分岐有)*といきなり動く手もあります。(下記 変化C図)

【変化C結果図は18手目△2四歩まで】
以下▲6六銀と▲6六歩の変化がある。

(以下▲6六銀《分岐手順1》* △2五歩* ▲6五銀 △4五角*から乱戦を狙って後手ペース。
他に▲6六歩《分岐手順2》*なら△5四角* ▲1六角 △2五歩* ▲2八銀*から△3三桂*△1四歩*△1五歩*先手の狭い角を詰ましにいけば後手有利。)

先手からすると囲い合っても乱戦に持ち込まれても苦しい変化ばかりで、とてもじゃありませんが11手目で▲8八飛と振る気は起こりません。

 

 


なのでこの下記 再掲載 第3図△5二金右には飛車を振る事ができず、
別の手で8七地点を受ける必要がありますが…。

【再掲載 第3図は10手目△5二金右まで】
ここで▲8八飛以外の手だが…。

 

★対升田流▲7七銀「強制相居飛車型」のポイント2

△6五角▲8八飛△3五歩と角を追って後手十分。よって先手は飛車を振れない。


 


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◇(10手目)ついに出た!"早石田封じ 新xaby角!"「純粋振り飛車党が青ざめる、強制相居飛車!」

解説を進めやすいよう、下記第3図再掲載します。
先手は8七地点を受ける別の手を指しますが、ここからたった4手で将棋の様相が変わってしまうのです。

【再掲載 第3図は10手目△5二金右まで】
8七地点を受ける事自体は簡単なのだが…。

 

・再掲載 第3図からの指し手

▲7八金 △8四歩! ▲4八銀 △7二銀!

(第4図)≫ 
↑≫の付いた青文字を押すと動く盤面で再生

【第4図は14手目△7二銀まで】
局面は落ち着いた。…が?

先手は▲7八金と上がるしか8七地点を手堅く受ける手はありません。
対する後手は△8四歩!と突き、先手の▲6六歩△9二角・△8三角の逃げ道を作ります。
この△8四歩*に対し先手が何もしないと、次に△3五歩* ▲2五角 △2四歩*で、先手の角を動かした後に△4七角成がある後手有利です。

なので先手は△8四歩▲4八銀(▲3八銀・▲5八金右でも良い。)と上がり、後手は△7二銀!と上がり下記 再掲載 第4図となりました。

【再掲載 第4図は14手目△7二銀まで】
形勢は完全互角。だがこの戦型は…?

上記 再掲載 第4図の局面は完全に互角。
ここからは互いに矢倉囲いへ組んでいき、純粋な「相居飛車の経験が問われる将棋」となります。
もう後手には先手陣を壊滅させるような秘密の手順はありません。

しかし…、これこそが旧xaby角戦法の考案者GAVA氏が狙っていた『"早石田封じ"新xaby角』の呼び名に相応しい局面なのです。

 

なぜなら下記 再掲載 第4図の先手陣を見ての通り、

【再掲載 第4図は14手目△7二銀まで】
相居飛車戦が確定した局面。さらに…。

もう先手は飛車を振る事ができず以下居飛車にするしかありません。
先手は一応手得しているのですが▲7五歩型なので、後手からその伸びた歩を狙われやすく得をしているとは言い難い形です。

形勢自体は両者角を手放して駒損もないため互角ですが、先手は手得の優位を失い、しかも「石田流党が慣れない相居飛車の将棋」に持ち込まれてしまいました。
こうなると居飛車経験の多い後手の方が構想を立てやすく、実戦的には先手やり辛い将棋となっています。

 

この考え方は『早石田封じ 旧xaby角戦法』で何度も出た「振り飛車党に慣れない居飛車を強制させる」思想ですが、
旧xaby角の時は、形勢が不利になる段階で強引に6手目△5四角(下記 旧xaby角図)を打っていました。

【旧xaby角図は6手目△5四角まで】
自分だけ角を手放し、流石に後手不利。

「後手不利になる事を覚悟して角を盤上に打ち、先手に飛車を振らせない事だけを狙った戦法」『旧xaby角戦法』でしたが。

角を打つタイミングをずらすことで相振り飛車でも居飛車感覚の早繰り銀を狙え*升田流の7手目▲7七銀に対しても形勢完全互角の相居飛車*の将棋」に持ち込む事を実現したのが、この『新xaby角戦法』(下記 再掲載 第4図)なのでした。

【再掲載 第4図は14手目△7二銀まで】
旧xaby角戦法を進化させたのが本戦法。

つまりこの『新xaby角戦法』は、
『旧xaby角戦法』で不利を覚悟しながら狙っていた手を全てバージョンアップさせ、形勢的にも指せるようにした、まさに早石田封じの"新"たな"xaby角"なのです。

(※前回も言いましたが この新xaby角は、旧xaby角で被害者となったxaby氏には一度も指されておりません。
あくまで戦法としての設計思想が新旧同じなのです。)

 

★対升田流▲7七銀「強制相居飛車型」のポイント3

9手目▲3六角には△5二金右~△8四歩~△7二銀で完全互角の相居飛車に!振り飛車党の先手を不慣れな将棋へ誘いこむ。


 


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◇(14手目)相矢倉模様の将棋となり形勢は完全互角だが…。後手の△7二銀の意味が明かされる。

第4図下記再掲載して、手を進めましょう。

ここで解説を打ち切っても良いのですが、後手陣には一つだけ駒組みの工夫があります。
それを伝えてこの将棋の解説は終わりましょう。

【再掲載 第4図は14手目△7二銀まで】
後手陣にはある工夫があり…。

 

・再掲載 第4図からの指し手

▲6六歩 △9二角 ▲5八金右 △3三銀

▲2六歩 △4二玉 ▲6七金右 △3二玉

(第5図)≫ 
↑≫の付いた青文字を押すと動く盤面で再生

【第5図は22手目△3二玉まで】
角を9二へ引き、玉を囲う。

先手は一度▲6六歩と突き、一度後手の6五の角を追います。
これに対し後手は△9二角と9二の地点へ角を引きます。

この9二の位置が大事な位置で△8三角では駄目。
△9二角と引く手が、のちに△7二銀を使うルートを作るのです。

なお後手玉の囲いは今回は△3三銀~△4二玉~△3二玉としましたが、
ここは△3三銀~△4二玉~△3二金*と組む手も有力
このあたりは特に大きな優劣はないので、指し慣れた囲いへ組んでください。

今回は一例として△3二玉型の囲いの手順を解説します。

 


 


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◇(22手目)△8三銀と出て、先手の伸びた3手目▲7五歩を咎める△7四歩!

読みやすいよう、第5図再掲載します。

さぁ後手はこれより先手陣へ仕掛けるのですが、
どこをどのように狙えば良いのでしょうか?

【再掲載 第5図は22手目△3二玉まで】
後手はどんな仕掛けを狙う?

 

・再掲載 第5図からの指し手

▲6八玉 △8三銀!(第6図)≫
≫の付いた青文字を押すと動く盤面で再生。↑

【第6図は24手目△8三銀まで】
この△8三銀型を作る事が後手の工夫。

後手は△8三銀!(上記 再掲載 第6図)と上がります。

この△8三銀が工夫の一手で、この形を作るために14手目△7二銀*と上がったのでした。
もしこれが14手目で△6二銀*と上がっていたら、この△8三銀型を作る事ができません。

なお上記 再掲載 第6図*▲7六銀*と上がる手は、以下△7四歩* ▲同歩 △同銀 ▲7五歩* △8五銀* ▲同銀 △同歩*と銀交換になり、銀を持ち駒にして次に△8六歩のある後手が攻めの主導権を握り後手ペースとなります。
(以下▲7六金* △8三角 ▲7七玉*△9四角*△8六歩*△7六角*を狙っていく。)

この変化は先手が居飛車に慣れていないと生じやすいので、頭に入れておきましょう。

 


 


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手を進めるので、下記第6図再掲載します。
これより後手は先手の伸びた▲7五歩型を逆用し、攻撃陣を作ります。

【再掲載 第6図は24手目△8三銀まで】
これより後手は攻撃陣を作るのだが…。

 

・再掲載 第6図からの指し手

▲7九玉 △7四歩 ▲同歩 △同銀

▲4六歩(第7図)≫ 
≫の付いた青文字↑を押すと動く盤面で再生

【第7図は29手目▲4六歩まで】
ここが分岐点。攻撃陣を選ぶ時。

先手は▲7六銀とは上がれないので、一旦▲7九玉と引いておきます。
そこで後手は△7四歩 ▲同歩 △同銀と7筋の歩交換をし、手順に銀を7四の好形へ移動させました。

これで先手が序盤に2手かけて突いた▲7五歩を盤上から消す事ができ、後手の一手損はなくなりました。
こうなれば相居飛車的に後手が損な所は一切なく、形勢的には互角なものの後手が先に攻める将棋となり、将棋的には既に先手不満なぐらいです。

なおこの△7四銀型は、次に△8五歩~△7五銀や、他に△7三桂~△6四歩~△6二飛と、
攻撃力の高い棒銀・右四間の布陣へ組む事ができ、どうやっても遊ばない理想的な銀です。
(もう一つ攻撃陣があるが、後で紹介。)

 


【再掲載 第7図は29手目▲4六歩まで】
この局面は後手が主導権を握っている。

この再掲載 上記 第7図の局面は形勢は互角なものの、
主導権を握り・慣れた居飛車を後手だけが指していると考えれば、
感覚的には後手有利と言っても過言ではないでしょう。

 

★対升田流▲7七銀「強制相居飛車型」のポイント4

△8三銀~△7四歩で△7四銀型を作る。先手の伸びた▲7五歩を目標にする。


 


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◇(29手目)7四の銀を生かした三通りの攻め。1つ目は「破壊力抜群の棒銀!」&先手がやりがちなミス。

第7図再掲載し、局面を進めます。
これより三つの攻めがあり、どれを選ぶかは各々の好みと先手陣の形次第です。

まずは棒銀の攻めから紹介。
何気ないのですが△9二角の利きに注目してください

【再掲載 第7図は29手目▲4六歩まで】
まずは「棒銀型」の仕掛けから。

 

・再掲載 第7図からの指し手

△8五歩 ▲4七銀 △7五銀!(第8図)≫ 
 ≫の付いた青文字を押すと動く盤面で再生。↑

【第8図は32手目△7五銀まで】
次に△8六歩と…。もう一つ狙いがある。

後手は棒銀を狙う場合は△8五歩~△7五銀!と銀を出るのが普通です。
なお△8五歩*に対し▲7六歩*△7五歩*で効果ありません。

というわけで上記 第8図△7五銀までは問題なく進むでしょう。

ここで実は先手、ちょっとした緩手を指しています。
その手は▲4七銀なのですが、どうしてなのでしょうか?

それは上記 第8図*で、先手が何もしないと△3五歩(下記 参考A図)と突いて4七の銀を取ってしまう狙いがあるからです。

【参考A図は△3五歩まで】
角が逃げると△4七角成で後手銀得。

地味に後手の△9二角が利いており、上記 参考A図*▲4五角▲1八角*だと△4七角成*銀得の後手優勢。
他に上記 参考A図*▲2五角*△2四歩*で今度は角の方が死にやはり後手優勢。

これも慣れない先手がやりがちなミスなので、
後手の△9二角の利きが通っている状態で▲4七銀と上がった場合*は即△3五歩*で先手の角銀を召し取りましょう。

 

★対升田流▲7七銀「強制相居飛車型」のポイント5

△9二角が通っている状態で、先手が▲4七銀と上がったら即△3五歩!


 


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△(32手目 変化A)炸裂!△9二角とのコンビネーション!単純明快棒銀攻め!

第8図再掲載し、局面を進めましょう。
これより一気の棒銀攻めが炸裂します

【再掲載 第8図は32手目△7五銀まで】
先手は▲4七銀を守る必要がある。

 

・再掲載 第8図からの指し手

▲5六銀 △8六歩 ▲同歩 △同銀

▲同銀 △同飛 ▲8七歩 △8二飛

(結果A図)≫ 
↑≫の付いた青文字を押すと動く盤面で再生

【結果A図は40手目△8二飛まで】
銀交換に成功。こうなれば後手ペース。

先手は一度▲5六銀と上がり、取られそうな銀を守りながら前へ出します。
しかし既に後手の棒銀が突き刺さる直前で、以下△8六歩から後手は銀交換に成功しました。(上記 結果A図)

上記 結果A図は先手の守りの銀を一枚剥がした後手ペースで、以下持ち駒の銀を使って色々な攻め筋があります。
(例えば、結果A図*から△7五銀* ▲8八玉* △8六歩 ▲同歩 △同銀 ▲8七歩* △同銀成* ▲同金 △8六歩* ▲7七金* △5六角* ▲同歩 △8七銀*や。
他に結果A図*から△5四歩* ▲同角 △5八歩*や、結果A図*△5四歩* ▲2五歩 △5五歩* ▲同銀 △3九銀*
さらに少々強引ですが結果A図*△4四銀* ▲2五歩 △3五銀* ▲4五角 △3三玉*から次に△4六銀を狙う手もあります。)

後手陣は△3二玉・△5二金型で低い陣形なので、先手に銀を打たれる心配はほとんどありません。
対する先手は3九地点や6九地点などに銀を打たれる隙があり、手が進むにつれて先手は指す手がなくなっていきます。

 


というわけで、この下記 再掲載 結果A図の局面は後手が主導権を握っており指しやすい局面なのでした。
先手は受け身で、こうなってしまうと慣れない居飛車を持っている振り飛車党の先手はとてもやる気が起こらない将棋でしょう。

【再掲載 結果A図は40手目△8二飛まで】
後手が攻めの主導権を握っている。

あと棒銀型の長所は
△7五銀型を作った時に△9二角の利きが通るので、
先手の▲4七銀を遠く狙いやすい*などのメリットがあります。

ただし次に紹介する「右四間飛車型」より、攻撃力が劣る点がデメリットです。

一言でいうと「銀を手持ちにして、ジワジワと先手のミスを誘う。」
そんなジックリ型の将棋を好む人に棒銀型はオススメです。

 

★対升田流▲7七銀「強制相居飛車型」のポイント6

・先手陣を攻める一つ目の攻撃陣は「棒銀」。確実に銀交換を狙え、先手陣の隙を突きやすい。


 


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△(32手目 変化B)2つ目の攻め「一撃必殺右四間飛車!」

一度第7図に戻り、残る二つ目の後手の攻めを紹介。
次は6五地点を狙う「右四間飛車」です。

【再掲載 第7図は29手目▲4六歩まで】
次の攻めは「右四間飛車」。

 

・再掲載 第7図からの指し手

△7三桂 ▲4七銀 △6四歩 ▲5六銀

△6二飛!(結果B図)≫ 
≫の付いた青文字↑を押すと動く盤面で再生

【結果B図は34手目△6二飛まで】
次に△8五桂~△6五歩が痛打。後手十分。

後手は△7三桂~△6四歩~△6二飛と、単純に右四間飛車に組む事ができます。
何の変化もなく、上記 結果B図*から次に△8五桂* ▲8六銀* △6五歩* ▲同歩 △同銀 ▲同銀 △同角*から次に△3九銀*の攻めがあり、後手が主導権を握る将棋です。

さらに後に△7七歩*と打つ手もあり、後手が序盤に切った7筋の歩を無駄なく活用できます。
この右四間飛車の攻めは一度攻めだすと、最後まで攻め切るか?先手に入玉されるかの将棋になるので、攻めに自信のある方に勧めたい攻撃陣です。

ただし△6四歩と突いてしまうため、先手の▲3六角の利きが後手陣へ通ってしまうので、先手の角成りには注意してください。(下記 参考B図)

【参考B図は32手目△6四歩まで】
△6四歩と突くと先手の▲3六角に注意。

後手の△9二角・△8二飛がいなくなると、先手から▲7二角成▲8一角成を狙われる危険性があります。
(特にこの先手からの▲7二角成*は、先手の入玉を決める一手になりやすい。)

先手陣へ急襲を仕掛けるかわりに、ちょっとしたミスで角を成られる危険性があるので一言でいうと。
「先手玉を一気に寄せるか、入玉されるか?ハイリスク・ハイリターンな将棋。」
そんなギリギリの将棋を好む人に右四間型をオススメします。

 

★対升田流▲7七銀「強制相居飛車型」のポイント7

・先手陣を攻める二つ目の攻撃陣は「右四間飛車」。ハイリスク・ハイリターンな将棋になる。


 


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△(32手目 変化C)3つ目の攻め「棒銀・右四間複合型」。先手の入玉を防ぎつつ、確実な攻めを狙える。

最後に残る三つ目の攻撃陣を紹介。
それは…、先程紹介した「棒銀型」と「右四間飛車型」を複合したような攻撃陣です。

右四間飛車型で問題となった「先手からの入玉」を防ぎ、
棒銀型の「攻撃力不足」を補った。
二つの短所を穴埋めしたような布陣。

それでは下記第7図再掲載し、最後の布陣を紹介して終わりましょう。

【再掲載 第7図は29手目▲4六歩まで】
最後の攻めは「複合型」。

 

・再掲載 第7図からの指し手

△7三桂 ▲4七銀 △6四歩 ▲5六銀

△8五歩 ▲8八玉(変化D1図)≫
≫の付いた青文字を押すと動く盤面で再生。↑

【変化D1図は35手目▲8八玉まで】
次に△6五歩~△7五銀~△6六歩が狙い。

上記 変化D1図後手の三つ目の攻撃陣です。
後手は△8五歩と突いたので、もう△6二飛~「△8五桂」と桂を跳ねて6筋を薄くする手を狙う事はできません。

しかし8筋の歩が伸びているため、後手がここから歩を使った攻めが多彩なのです。
さらに後手は△8二飛型のため、先手の上部からの入玉を防いでいます。
先手からすると一発逆転を狙い辛く、しっかり耐えきる必要のある将棋となります。

 


変化D1図再掲載し、ここからの攻めの一例を見ていきましょう

【再掲載 変化D1図は35手目▲8八玉まで】
これより後手は仕掛けに入る。

 

・再掲載 変化D1図からの指し手

△6五歩(変化D2図)≫ 
≫の付いた青文字↑を押すと動く盤面で再生

【変化D2図は36手目△6五歩まで】
次に△7五銀~△6六歩が狙い。

まず後手は△6五歩と突きます。
この△6五歩は一撃必殺の狙いを秘めており、先手は取る事ができません。

もし変化D2図*▲同歩*なら△同桂* ▲6六銀 △7七歩* ▲同桂 △8六歩* ▲同歩 △同飛 ▲8七歩* △6六飛* ▲同金 △5七桂成*後手有利になります。
8筋~6筋、全ての筋で歩を使う技巧的な攻めが特徴です。

なお上記 変化D2図*で何もせずに▲2五歩*のような一手パスの手なら△7五銀*と出て、次に△8六歩△6六歩を狙って後手有利。

なので先手は後手の△7五銀を受ける必要がありますが…。

 


 


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下記変化D2図再掲載し、一気に手を進めましょう。

【再掲載 変化D2図は36手目△6五歩まで】
ここから巧みな攻めが決まる。

 

・再掲載 変化D2図からの指し手

▲7六歩 △8六歩 ▲同歩 △8五歩

▲同歩 △6六歩 ▲同銀 △8六歩!

(変化D結果図)≫ 
↑≫の付いた青文字を押すと動く盤面で再生

【変化D結果図は44手目△8六歩まで】
次の△8五飛が痛打。後手ペース。

手数が長くなりましたが、先手の▲7六歩には△8六歩~△8五歩と歩を継いでから△6六歩~△8六歩(上記 変化D結果図)と8六地点へ歩を垂らして後手ペース。
変化D結果図*以下は、△8五飛* ▲7二角成 △6五銀* ▲同銀右* △同角*から銀を入手し△8七銀が狙いとなります。

これが3つ目の攻撃陣「棒銀・右四間複合型」です。

安定感が高く、一撃必殺の攻めもあり先手を持つとかなり棋力が高くないと受け切れない布陣。
ただし後手も歩を使った細かい攻めを繋ぐ読みが必要となり、先後共に有段者向けの形です。

一言でいうと
「手厚い攻めを狙えるかわりに深い読みが必要な攻撃陣。」

 

★対升田流▲7七銀「強制相居飛車型」のポイント8

・先手陣を攻める三つ目の攻撃陣は「棒銀・右四間複合型」。手厚い攻めだが深い読みが必要。


 


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以上が新xaby角 対升田流▲7七銀~▲3六角に対する「強制相居飛車型」でした。

「棒銀型」「右四間飛車型」「複合型」の多彩な攻撃陣を使い、先手へ速攻を仕掛けていくという実はとても理に適った戦型です。

どの攻撃陣も一長一短で、先手陣の形を見て使い分けていくと良いでしょう。
どのみち先手は振り飛車党なので、どの形も経験が少なく受け切るのは至難の技なのですから…。

 


◆新xaby角「対▲7七銀~▲3六角」8つのポイント まとめ

最後に今回解説した「新xaby角 対▲7七銀~▲3六角」の序盤の駒組み8つのポイントをまとめておきます。

・「新xaby角 対▲7七銀~▲3六角」 8つの駒組みポイント まとめ

1:升田流の▲7七銀には△6五角が絶対!これで先手の形を乱しにいく。(下図参照。)

    【再掲載 第1図は8手目△6五角まで】    
     △6五角で形を乱す!絶対の一手。     

・ポイント1:『升田流の▲7七銀には形を乱す△6五角!』の解説へ移動。


2:△6五角▲8八飛△3五歩と角を追って後手十分。よって先手は飛車を振れない。(下図参照。)

    【変化E図は12手目△3五歩まで】    
  ▲2五角には△2四歩・△3三銀で十分。  

・ポイント2:『飛車を振らせない△3五歩!』の解説へ移動。


3:9手目▲3六角には△5二金右~△8四歩~△7二銀で完全互角の相居飛車に!振り飛車党の先手を不慣れな将棋へ誘いこむ。(下図参照。)

  【再掲載 第4図は14手目△7二銀まで】  
    形勢は完全互角の相居飛車の将棋に。   

・ポイント3:『完全互角の相居飛車が真の狙い。』の解説へ移動。


4:△8三銀~△7四歩△7四銀型を作る。先手の伸びた▲7五歩を目標にする。(下図参照。)

    【参考C図は26手目△7四歩まで】    
   先手の伸びた▲7五歩を狙いにいく。   

・ポイント4:『伸びた▲7五歩を狙え!』の解説へ移動。


5:△9二角が通っている状態で、先手が▲4七銀と上がったら即△3五歩!(下図参照。)

    【再掲載 参考A図は△3五歩まで】    
   角が逃げると△4七角成で後手銀得。   

・ポイント5:『狙え!隙あらば△3五歩!』の解説へ移動。


6:先手陣を攻める一つ目の攻撃陣は「棒銀」。確実に銀交換を狙え、先手陣の隙を突きやすい。(下図参照。)


 【再掲載 第8図は32手目△7五銀まで】 
  △9二角を使いつつ8筋を攻める棒銀。  

・ポイント6:『新xaby角。一つ目の攻め:棒銀』の解説へ移動。


7:先手陣を攻める二つ目の攻撃陣は「右四間飛車」。ハイリスク・ハイリターンな将棋になる。(下図参照。)


 【再掲載 結果B図は34手目△6二飛まで】 
    先手玉を叩き潰す右四間。入玉に注意。    

・ポイント7:『新xaby角。二つ目の攻め:右四間』の解説へ移動。


8:先手陣を攻める三つ目の攻撃陣は「棒銀・右四間複合型」。手厚い攻めだが深い読みが必要。(下図参照。)


     【参考E図は34手目△8五歩まで】     
   棒銀・右四間複合の陣。有段者向け。   

・ポイント8『新xaby角。三つ目の攻め:複合型』」の解説へ移動。


 


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◆次回予告「もう一つの受け▲7六角には?『鏡の国の相居飛車』」

そんなわけで升田流の7手目▲7七銀には△6五角!という手がある事がわかりました。

△6五角▲3六角と打つ手には、
△5二金右から完全互角の相居飛車にして後手が先に攻める将棋になり、
振り飛車党である先手は経験の差でミスが目立ち、一方的な戦いとなる…。

旧xaby角の思想をそのまま持ってきた新xaby角△6五角により、
升田流の▲7七銀は打ち破られたかのように見えますが…。

まだ先手には残された最後の受けがあります。
それが△6五角▲7六角と受ける手です。(下記 次回予告図)

【次回予告図は9手目▲7六角まで】
この手こそが升田流の本手。

この角打ちこそが升田幸三 実力制第四代名人が自著(『升田の研究~鬼手と石田流~』P431《クリックで商品紹介欄へ移動する。》)で記した本手なのです。

後手は上記 次回予告図△4七角成なら▲5八金右 △2五馬▲4三角成 △3二金▲5三馬一歩得の後手十分となります。

よってここで後手が指す手は決まっているのですが、
そこからどのような構想を描けば後手良くなるのでしょうか?

 

次回!最終回!
GAVA流 鏡の左早繰り銀

たった一ヶ所の
先手陣の欠陥を突く
「鏡の相居飛車!」

お楽しみに!

 


◇次回の記事(Part4)


記事準備中。


 


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◆今回の記事の棋譜再生&kifファイルダウンロード

この記事で解説した棋譜を動かして再生できます。

 

 


さらに今回解説した記事を「解説付きkifファイル」でダウンロードできます。

▽解説付きkifファイル ダウンロード▽

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
マイナー将棋ブログ 作『【第3回 誰も知らないマイナー戦法】 GAVA流「単純明快!鏡の左早繰り銀戦法」Part3.kif』はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
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▼kifファイルの再生方法▼
ダウンロードしたkifファイルは「柿木の将棋ソフトウェア」のフリーソフト「kifu for windows」でパソコン上で再生する事ができます。

Androidの方は「Kifu for Android(無料版)」で再生する事ができます。
「Kifu for Android Pro(有料版)」を使うと、PC版用のコメント付kifが文字化けせずに読めるようになります。

iPhoneの方は『kifu for iPone』で再生する事ができます。


 


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◆『新xaby角 対升田流▲7七銀~▲3六角』参考棋譜 2局


今回は『新xaby角 対升田流▲7七銀~▲3六角』の参考棋譜を2局用意しています。

下記から動く盤面を使って再生できるので
新xaby角 相居飛車型の手順を並べ、感覚を体得しましょう。

棋譜再生の上にある「『参考棋譜 〇局目』のハイライト」ボタンを押すと、
その将棋の見所を紹介します。


◇参考棋譜 1局目『振り飛車封じの角引き』


ここをクリックすると『参考棋譜 1局目』のハイライトが表示されます。


【ハイライト図は15手目▲4六歩まで】
▲4七角から先手は振り飛車を狙うが…。


上記 ハイライト図
先手15手目▲4六歩
突いてきた局面。

次に先手は▲4七角
角交換を挑む手が狙い。
(以下△同角成 ▲同銀から
次に▲6八飛
慣れた振り飛車にできる。)

だが後手の次の一手
先手は振り飛車を
諦める事になる。

知らないと指せない
振り飛車封じの一手とは?


↓続きは下記の棋譜で!

・『参考棋譜 1局目』を動く盤面で再生

 


◇参考棋譜 2局目『"旧"から"新"へ継がれし「筋違い角棒銀」』


ここをクリックすると『参考棋譜 2局目』のハイライトが表示されます。


【ハイライト図は25手目▲6八玉まで】
旧xaby角で何度も出た"あの攻撃陣"が!


上記 ハイライト図
後手が序盤に
すぐ▲6六歩と突かなかったため

後手が理想形の△3二角型
組めた将棋。

なぜ後手△3二角型が理想なのか?
それは旧xaby角を指した方なら
よーくわかっているはず。

先手の▲7五歩型を咎め
後手△3二角型を生かす

旧xaby角で何度も出た
あの破壊力抜群の
次の一手は?


↓続きは下記の棋譜で!

・『参考棋譜 2局目』を動く盤面で再生

 

 

 

◆対石田流「鏡の左早繰り銀」&xaby角戦法 記事一覧


最後に「第3回 誰も知らないマイナー戦法『鏡の左早繰り銀』」と元になった旧xaby角戦法の記事をまとめた一覧を用意しました。

 

 


▽関連商品


・早石田封じ xaby角戦法! 【定価:275円】

*早石田封じ xaby角戦法!* 定価:275円
著:Level8 イラスト:やくもせん 2019年3月発売。全69ページ。 GAVA氏が考案した、初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩△8八角成▲同銀”△5四角”の旧xaby角戦法をLevel8氏が解説した書籍。今回紹介した「鏡の左早繰り銀」の元となった戦法で、石田流使いに飛車を振らせず△5四角型から原始棒銀戦法を炸裂させる戦法。本記事の「鏡の左早繰り銀」とは似て非なる戦法なので直接応用できる手順は少ないが、xaby角の名の由来・歴史・思想を知る事ができます。  ※電子書籍だけでなく、製本直送.comから紙の本を製本して買う事も可能です。
 
 

・升田の研究~鬼手と石田流~ (将棋連盟文庫) 【定価:1,353円】

*升田の研究~鬼手と石田流~ (将棋連盟文庫)* 定価:1,353円
著:升田 幸三 2015年6月23日発売。 升田幸三実力制第四代名人が考案した「升田式石田流」を自身が解説した本。(1973年に発売された本を2015年に文庫化して再販。) 今では常識的な手順だが、1970年当時は誰もが驚く一手が集まった定跡書だった。なお7手目▲7七銀の手順はP431~P444の実戦解説で紹介されている。50年近く前の本だが、未だに色あせない名著。(本書は1973年発売『升田式石田流』と、1978年発売『鬼手の研究―強い奴に勝つ将棋―』を一冊にまとめた合本。)
 
 

 

 


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