【第3回 誰も知らないマイナー戦法】 石田流対策「GAVA流 鏡の左早繰り銀」Part4『対升田流▲7七銀~▲7六角』鏡の相居飛車型

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目次

◆【第3回 誰も知らないマイナー戦法】 石田流対策「GAVA流 鏡の左早繰り銀」Part4『対升田流▲7七銀~▲7六角』鏡の相居飛車型


関連記事

この石田流破りの「鏡の左早繰り銀 新xaby角」戦法もPart4まで来ました。
先手の3手目▲7五歩に対し、4手目△8八角成から
先手に強制的に相居飛車にさせる「新xaby角戦法」の解説もついに今回で最後です。

前回のPart3(クリックでPart3の記事へ移動する。)では、升田流の新手7手目▲7七銀に対し△6五角!(下記 Part3 第1図)と打つ手を紹介しました。

【Part3第1図は8手目△6五角まで】
ここで▲3六角の受けをPart3で解説した。

上記Part3 第1図以下先手が▲3六角と打ち返してくる手には
後手は△5二金右から相居飛車にし、先手の伸びた▲7五歩を棒銀・右四間飛車で狙うだけで後手ペースとなりました。
(詳しい手順は前回のPart3《クリックでPart3の記事へ移動する。》にて。)

よって上記 Part3第1図▲3六角と打つのは、先手があまり良くならず
ここで先手は他の受けを指す必要があります。

今回のPart4では、この上記 Part3 第1図△6五角
残されたもう一つの手▲7六角(下記 Part4第1図)を紹介していこうと思います。

【Part4 第1図は9手目▲7六角まで】
▲7六角をこのPart4で解説する。

(*の付いた青色の文字*を押すと解説が表示されます。)

そしてこの残されたもう一つの手…
▲7六角(上記 Part4 第1図)こそが、
『升田の研究~鬼手と石田流~』(著:升田幸三)(クリックで商品紹介欄へ移動する。)
本手と解説されていた受け
なのです。

△6五角に対する、升田流の▲7六角を封じることができれば
この「GAVA流 鏡の左早繰り銀 新xaby角」は一つの戦法として成立する事になるのです。

この上記 Part4 第1図での先手の狙いは、上記 Part4 第1図*以下△同角* ▲同銀 △3三銀*▲7八飛*として後手の△5四角を防ぎつつ飛車を振る狙いです。

先手に▲7八飛と振り飛車にされてしまうと、
後手は2連続で角交換して▲7六銀型を作らせた手損だけが響き、
先手がかなり指しやすくなった
ように感じますが…。

実は先手のこの形には「致命的な欠陥」があり、
後手は『鏡の相居飛車』の思想に持ち込むことで一気に指しやすくなるのです。

その手順とは一体?

 


 


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◆「新鏡の左早繰り銀 対升田流▲7七銀」対▲7六角型ハイライトシーン

(*の付いた青色の文字*を押すと解説が表示されます。)

というわけで今回のハイライトシーンはこちら。
先ほどの上記 Part4 第1図*から△同角* ▲同銀 △3三銀▲7八飛*(下記 ハイライト図)と進んだ局面。

【ハイライト図は13手目▲7八飛まで】
先手圧倒的な手得だが、ここで後手に…。

上記 ハイライト図序盤の4手目で△8八角成*10手目で△7六同角*と2回角交換を行った後に
▲7八飛と振り飛車にした局面。

もし上記 ハイライト図*で後手が何もせず△6二銀*から居飛車にすると、
以下▲4八玉 △4二玉 ▲3八玉 △3二玉*と進み、先手はここから▲6六歩*▲8六歩*と突き、いつでも▲8五歩・▲6五歩と伸ばして動いて攻めの主導権を握ることができます。

よって後手はゆっくりしていると
手損が響いてどうにもならなくなるのですが…。

ここから後手はPart1.Part2で解説した『鏡の相居飛車』の思想を用いることで
先手陣の致命的な欠陥を突くことになるのです。

その思想に基づいた次の一手とは?

 


 


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◇(初手から)最後の難敵『升田流9手目▲7六角』

それでは初手より解説を始めましょう。

【初形図】
9手目まで一気に局面を進める。

 

・初形図からの指し手

▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8八角成

▲同銀 △3三銀 ▲7七銀 △6五角

▲7六角!(第1図)≫ 
≫の付いた青文字↑を押すと動く盤面で再生

【第1図は9手目▲7六角まで】
この▲7六角が最後の難敵。

上記 第1図▲7六角!までの手順は
前回のPart3(クリックでPart3の記事へ移動する。)で解説したので割愛します。

というわけで、後手の8手目△6五角に対し
▲7六角!と受けるのが、升田幸三実力制第四代名人が自著で△6五角に対する受けと書いていた手です。

ちなみに上記 第1図*△4七角成*悪手で、以下▲5八金右* △2五馬* ▲4三角成* △3二金 ▲5三馬* △6二銀 ▲5四馬* △4二玉 ▲4八飛*と進み先手十分となります。
よって上記 第1図▲7六角後手が指す手は一つしかありません。

 


 


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下記第1図再掲載して手を進めます。

【再掲載 第1図は9手目▲7六角まで】
ここで指せる手は一手だけ。

 

・再掲載 第1図からの指し手

△同角 ▲同銀 △3三銀(第2図)≫ 
≫の付いた青文字を押すと動く盤面で再生。↑

【第2図は12手目△3三銀まで】
角交換から△3三銀が落ち着いた手。

後手は▲7六角△同角と応じ、
スッと△3三銀(上記 第2図)と上がります。

先手の早期の仕掛けを封じる狙いがあり、地味な好手です。

例えば上記 第2図*から▲6五銀*なら△2二飛*と振って先手の攻めを受ける体制を作ります。
この△2二飛*▲7四歩*なら△同歩* ▲4六角*△8二銀* ▲7四銀 △7二金* ▲7八飛* △7三歩*としっかり受けて、▲6五銀*△4五角*後手十分。

他に△2二飛*▲7八飛*なら△4五角*無条件で馬が作れる後手有利となります。

この下記 再掲載 第2図で先手から動くと、△3三銀型で隙のない後手から常に返し技があるのです。

【再掲載 第2図は12手目△3三銀まで】
先手が動くと全て後手に返し技がある。

では上記 再掲載 第2図の△3三銀*に先手が▲6八飛*と振る手は駄目で、△5四角*(以下▲6五角*△2七角成 ▲4三角成 △2二飛*)と打って自分だけ馬を作れて一歩得になる後手十分となります。
他に上記 第2図の△3三銀*に先手が▲8八飛*△5四角*に以下▲6五角* △同角* ▲同銀 △4五角*後手にだけ馬ができるので後手有利

先手は7六に銀がいるせい飛車を振った時*に、▲7六角*の6七を受けつつ▲4三角成を狙う角が打てないのです。

つまりこの下記 再掲載 第2図の局面は、
無理に攻めると後手にしっかりと受けられた後にカウンターを食らい、
迂闊に飛車を振ると△5四角△4五角があるため
先手はここから振り飛車にするにはしっかりとした読みが要求される局面となっているのです。

【再掲載 第2図は12手目△3三銀まで】
意外と先手も迂闊な手は指せない局面。

 

★「鏡の左早繰り銀 対▲7六角」のポイント1

・ひとまず△3三銀と上がり、先手の早い動きを封じる。


 


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◇(12手目)△5四角を防ぐには?これしかない飛車の振り場所▲7八飛。

読みやすいよう、下記第2図再掲載して手を進めます

【再掲載 第2図は12手目△3三銀まで】
△5四角を防ぎつつ飛車を振るには?

 

・再掲載 第2図からの指し手

▲7八飛(ハイライト図)≫ 
≫の付いた青文字↑を押すと動く盤面で再生

【ハイライト図は13手目▲7八飛まで】
▲7六銀を守りながら飛車を振った手。

後手の△5四角を防ぎながら
先手が飛車を振る方法は▲7八飛(上記 ハイライト図)しかありません。

これなら上記 ハイライト図*△5四角*(△4五角)と打つ手には▲3八金*(▲3八銀)で受かっています。

さらにもし後手が上記 ハイライト図*から△6二銀*から居飛車にすると、
以下▲4八玉 △4二玉 ▲3八玉 △3二玉*と進み、先手はここから▲6六歩*▲8六歩*と突き、いつでも▲8五歩・▲6五歩と伸ばして動いて攻めの主導権を握ることができるのは
最初に解説した通りです。

後手はこの上記 ハイライト図から居飛車にすると手得と▲7六銀型を生かした積極的な攻撃陣を作られてしまいます。
▲7五歩型のせいで、後手は△7四歩~△7三桂と攻撃の要である右桂を使う事ができないため、後手から攻めることは厳しい将棋となります。

こうなってしまうと序盤の2手損が辛く「もう後手はどうにもできないのでは?」と目を覆って諦めたくなる局面に感じるかもしれません。

というわけで、この上記 ハイライト図は先手がかなり指しやすい局面…と思いきや?

 


 


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◇(13手目 ハイライトシーン)先手の▲7六銀・▲7八飛型を咎める"『鏡の相居飛車』の2手"

下記ハイライトシーン再掲載して局面を進めます。
一見苦しいと思われた局面から、たった2手で先手陣を咎めてしまいます

【再掲載 ハイライト図は13手目▲7八飛まで】
たった2手で様相がガラッと変わる。

 

・再掲載 ハイライト図からの指し手

△2四歩 ▲5八金左 △4二飛(第3図)≫ 
 ≫の付いた青文字を押すと動く盤面で再生。↑

【第3図は16手目△4二飛まで】
以下相振り向飛車にするのが後手の狙い。

なんと後手は△2四歩~△4二飛(上記 第3図)相振り飛車にするのが真の狙いだったのです。
以下後手は上記 第3図から△7二金~△2五歩~△2二飛と自陣の隙をなくしてから2筋へ飛車を振る事を狙います。
ただそれを実現するだけで、後手が有利になるのですから…。

なおハイライト図*から△2四歩* ▲5八金左*△2五歩* ▲2八銀 △2二飛*ダイレクトに飛車を振る方が、実は局面的に後手が手得してかなり指しやすくなります。
以下▲6五角*が気になりますが△6四歩* ▲8三角成* △5四角*で、そこから△2六歩* ▲同歩 △同飛*となり、次に△7六飛の銀取りが受からず後手有利となります。

…よって手の善悪にこだわるなら、実は上記 第3図のように△4二飛と振るより△2二飛と振る方が後手一気に良くなるのですが
序盤に乱戦の変化が生じるのと、15手目で▲5八金左と上がらず*▲2八銀* △2五歩 ▲3八金*としっかり備えて△2二飛*▲6五角*を狙う変化もあるため、乱戦の変化を全て消して確実に狙いの形へ組める下記 再掲載 第3図の△4二飛をここでは推奨します。

【再掲載 第3図は16手目△4二飛まで】
乱戦封じの手堅い一手。

序盤で一気に作戦勝ちを狙いたい方、乱戦に自信のある方は
上記 第3図△4二飛に代えて
△2五歩~△2二飛とダイレクト向飛車にする手順を研究してみましょう。

 

★「鏡の左早繰り銀 対▲7六角」のポイント2

・後手は△4二飛から相振り飛車にして、以下△7二金~△2五歩~△2二飛の向飛車を狙う。


 


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◇(16手目)たった3手で青ざめる先手。気がつくとそこは『鏡の国の相居飛車』だった…。

第3図下記再掲載して、手を進めます。
一見先手が指しやすそうに見えた局面でしたが、ここから6手でとんでもない事になります

【再掲載 第3図は16手目△4二飛まで】
6手後に青ざめる事になる先手。

 

・再掲載 第3図からの指し手

▲2八銀 △7二金 ▲8六歩 △2五歩

▲8五歩 △2二飛!(第4図)≫ 
≫の付いた青文字を押すと動く盤面で↑再生

【第4図は22手目△2二飛まで】
なんと先手は▲7八飛を動かせない。

先手は▲2八銀と上がり2七地点を守る事で、のちに▲8八飛とした時の△5四角を消しておきます。
対する後手も△7二金と上がり8三・7三・6三地点を守る事で、のちに先手からの▲6五角を消します。

そこから先手と後手は▲8六歩・△2五歩と伸ばして、互いに▲8八飛・△2二飛と飛車を振る「相振り向飛車」を狙っているのですが…。

下記 再掲載 第4図のように進んだ時、先手の指がピタッと止まるのです。

【再掲載 第4図は22手目△2二飛まで】
先手が指したい手は▲8八飛だが…。

上記 再掲載 第4図で先手が指したい手は▲8八飛です。
そこから何もなければ、8筋の歩を切った後に▲8六飛・▲7七桂型*へ組むのが狙いです。

しかしこの上記 再掲載 第4図の局面を迎えてみると、
それは絶対にありえない夢物語だと先手は察するのです。

なぜなら上記 再掲載 第4図*▲8八飛*と指すと、以下△2六歩 ▲同歩 △同飛*(下記 参考A図)となり▲7六銀・▲2八銀の両取りとなってしまうからです。

【参考A図は26手目△同飛まで】
必殺十字飛車。▲7六銀型が祟った。

先手は▲7六銀型という不安定な形のせいで、
▲8八飛と振ってしまうとその瞬間に2筋から動かれて十字飛車の筋を常時狙われてしまうのです。

では第4図▲8八飛と指さずに▲3八金~▲4八玉~▲3九玉と囲って、動かずにゆっくりしていると後手は△4四銀~△3三桂~△3五銀から2筋を攻めた後に△5四角!と打って先手の▲7六銀と▲2七地点を狙う手が生じます。(下記 参考B図)

【参考B図は36手目△5四角まで】
▲7六銀と2七を狙う必殺の角打ち。

上記 参考B図*からは△2六銀* ▲2七歩 △同銀成* ▲同銀 △同角成 ▲同金 △同飛成*と2筋を食い破る手と他に上記 参考B図*から△2六飛*と走り、次に△7六飛*と銀を取ってしまう狙いがあります。

この参考A図*参考B図*の2つの攻め筋があるため、
先手は「迂闊に▲8八飛とできず、あまりゆっくりとしていると△5四角で▲7六銀を狙いつつ2筋突破を狙われる。」という状況になってしまっているのでした。

つまり下記 再掲載 第4図の時点で先手は▲7六銀型という形のせいで
既にかなり動き辛い将棋となっている
のです。

【再掲載 第4図は22手目△2二飛まで】
実はもう既に先手苦しい将棋。

 

★「鏡の左早繰り銀 対▲7六角」のポイント3

・後手は向飛車にして△2六歩を狙うだけで、先手は動き辛くなる。▲7六銀型を狙う必殺の△2六飛&△5四角!


 


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△(22手目 解説)そもそもなぜ先手が苦しくなったのか?

この話を聞いていると「どうして普通に駒組みを進めている先手がここまで悪くなったんだ?」と感じたことでしょう。
局面を進める前に『この戦型の本当の姿』『先手陣の二つの大きな問題点』を解説しておきます。

 


☆(22手目 解説1)この戦型の本当の姿とは?局面を左右反転すると…『相掛かり模様の将棋』

下記第4図再掲載します。
まずは『この戦型の本当の姿』の解説です。

【再掲載 第4図は22手目△2二飛まで】
この将棋の本当の姿とは?

実は後手にとってはこの将棋、相振り飛車というより、
相居飛車のある戦型とそっくりな将棋なのです。
それは…『相掛かり』です。

色々と説明する前に、上記 再掲載 第4図の局面を左右反転してみると
全ての謎が一瞬で解けるでしょう。

それが下記左右反転図の局面です。

【左右反転図】
まるで角交換型の相掛かりの陣形。

局面を左右反転してみるとハッとなったはずです。
まるで角を交換した相掛かりのような将棋だと。
(▲7六歩・△3四歩と突かずに角交換をしているのが少し違いますが、本質的な形は同じ。)

そう、これもPart1の時に説明した「局面を左右反転した形へ誘導する事で…先手の形を居飛車的な悪手にさせてしまう」『鏡の相居飛車』の思想なのです。
これが『この戦型の本当の姿』でした。

 


 


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☆(22手目 解説2)先手陣の二つの大きな問題点『悪形▲7八飛・▲7六銀型』

では次は『先手陣二つの大きな問題点』を解説しましょう。
下記再掲載 左右反転図を見ると…。

【再掲載 左右反転図】
一つ目の問題点『▲3八飛型』

先手はそもそも「上記 再掲載 左右反転図で▲3八飛としている手がおかしい」のです。
これが一つ目の『先手陣の大きな問題点』です。

この上記 再掲載 左右反転図から
先手が攻めるためには▲4五銀~▲3四歩としなければならないのですが

後手の△2一桂・△3二金が二枚利いている3三地点を狙わねばなりません。
(しかも後手は△2二銀・△4二玉でさらに受け駒を二枚足せる。受け駒合計四枚。)

対する後手は上記 再掲載 左右反転図から△6四銀~△7三桂~△7五銀~△5四角からの△8六歩で飛角銀の三枚を使って8七地点を攻める事ができるのに対し
先手は▲8八銀・▲7八金の二枚でしか8七地点を受けることができず、
先手が8筋を突破されるのは時間の問題となっています。

(▲6九角と打てば一応は8七は受かるが、これは角を働きの悪い場所へ手放すため先手が辛い。)

この上記 左右反転図
「先手の▲3八飛型が後手の固い3三を攻める羽目になっており、後手の飛車より攻撃力が低い駒となっている。」
これが『先手陣の大きな問題点』一つ目です。

 


 


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そして下記再掲載 左右反転図先手が苦しい二つ目の理由として…。
▲3六銀型が後手の飛角に狙われる不安定な位置」だからです。

【再掲載 左右反転図】
二つ目の問題点『▲3六銀型』

先ほども説明した通り、先手は▲3六銀型のせいで上記 再掲載 左右反転図から▲2八飛と戻すと△8六歩 ▲同歩 △同飛から△8八飛成・△3六飛の銀両取りを狙われます。
そもそも相居飛車型の上記の図の形だと、先手は浮き駒になる可能性のある▲3六銀とは絶対に指さないでしょう。

もう少しわかりやすくするために、
▲3六銀を▲3七銀と引いて、先手の飛車を▲2八飛型にした局面掲載します。

【左右反転図2】
▲3七銀・▲2八飛型にした局面。

先手は▲2八飛型になり、銀は▲3七銀と引いた形になった左右反転の局面です。
この局面で先手がもし右銀を上がるとしたら▲3六銀ではなく、
▲4六銀!(下記 左右反転図3)と上がるはずです。

【左右反転図3は▲4六銀まで】
誰も▲3六銀とは上がらないだろう。

もしかしたら上図▲4六銀ではなく▲2六銀と棒銀に出る手を指す方もいるかもしれませんが、
間違いなく言えるのは「絶対に▲3六銀と上がることはない」ことです。

▲4七歩で銀へ紐がついた▲4六銀か、▲2八飛で2六の銀へ紐がついた▲2六銀。
安定して右銀を活用するにはこの2手しかありえません。

まず誰も「浮き駒になる可能性がある▲3六銀型」を
この▲3五歩型相掛かり模様の将棋で指す人はいない
でしょう。
これが『先手陣の大きな問題点』二つ目です。

つまり…。
「先手の▲3五歩▲3六銀型は左右反転した相居飛車的な感覚で見ると、ひどい悪形でまず指す気が起こらない形。」という事なのです。

ということで
この左右反転した相居飛車模様の形での先手の悪形は「▲3八飛・▲3六銀」の2手なのでした。

後手の固い3三地点を攻めようとしている▲3八飛と、
後手の飛車と△5四角に狙われる▲3六銀型は、
あまり良い形ではないのです。

 


 


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さてあらためて下記第4図再掲載します。

【再掲載 第4図は22手目△2二飛まで】
▲7八飛・▲7六銀が悪形だった…。

つまりこの上記 再掲載第4図Part1で解説した『鏡の相居飛車』の基本思想
"相居飛車模様の相振り飛車"へ持ち込むことで、本来好形だった先手の形を『相居飛車的な悪形』へ誘導することが目的なのでした。

なんと▲7八飛・▲7六銀型は居飛車的にみるとひどい悪形だったのです。

これが本戦法『鏡の左早繰り銀 新xaby角』を考案した
GAVA氏が編み出した『鏡の相居飛車』の思想なのでした…。

角交換振り飛車相手には、
この「局面を左右反転することで悪形へ誘導する」という考え方は
とても有効なのでぜひ覚えてください。

 

★「鏡の左早繰り銀 対▲7六角」のポイント4

・後手の狙いは▲7八飛・▲7六銀を「相居飛車的な悪形」へ誘導する事。


 


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◇(22手目)先手はここから金無双に組むことも大変。後手の目指す理想形は…やはり『鏡の左早繰り銀!』

第4図再掲載し、局面を進めます。
既に後手が指しやすいのはわかってきましたが、
ここからどのような布陣に組めば良いかの理想形を解説します。

【再掲載 第4図は22手目△2二飛まで】
だがその前に…ここで▲4八玉は?

その前に上記 再掲載 第4図▲4八玉~▲3八玉先手金無双囲いにする変化を解説しましょう。
上記 再掲載 第4図*から▲4八玉*なら以下△4四銀* ▲3八玉 △3三桂* ▲4八金上 △3五銀*△5四角*を狙っていく将棋にすれば3八の玉を直接攻めている後手が指しやすくなります。
なので先手は普通に▲3八玉型の金無双に組むのは、後手の攻撃陣へ自玉を寄せてしまうためあまり良い手ではないのです。

他に上記 再掲載 第4図*▲4八玉*△2六歩 ▲同歩から△6九角*と打って▲7九飛*△5八角成 ▲同金 △8八金*と打って左辺を荒らす手や、

上記 再掲載 第4図*から▲4八玉*△2六歩 ▲同歩△4四角*から▲6六角* △同角 ▲同歩* △2六飛* ▲2七歩*△6六飛*と横歩を取って一歩得を狙う手もあります。
さらに上記 再掲載 第4図*から▲4八玉*△2六歩 ▲同歩△4四角*▲7七角*は悪手で以下△2六飛* ▲2七歩*△7六飛*と浮いた▲7六銀を取って銀得の後手勝勢となります。

先手は8筋で▲8六歩~▲8五歩の2手を指してしまったので、右辺の▲2八銀が浮き駒になってしまっているため玉を囲うと隙ができてしまうのです。
そして先手▲7六銀型のため△4四角で9九への角成りを見せる手があり、先手陣には攻められる隙がありすぎて既にまとめるのが大変な局面となっているのでした…。

よって下記 再掲載 第4図で、先手は別の囲い方を考える必要があります。

 


 


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下記第4図再掲載して手を進めましょう。
これより後手は理想の攻撃陣を作って玉を囲うのですが、どんな形に組むのでしょうか?

【再掲載 第4図は22手目△2二飛まで】
後手が目指すべき理想形とは?

 

・再掲載 第4図からの指し手

▲3八金 △4四銀 ▲6六歩 △3三桂

▲6七金(第5図)≫ 
≫の付いた青文字↑を押すと動く盤面で再生

【第5図は27手目▲6七金まで】
先手は▲6六歩を金で守った。

先手は2七地点を玉以外の駒で守る必要があるため、▲3八金と金で受けておきます。
そして▲6六歩~▲6七金で浮いた6六の歩を取られる手も防ぎます。

対する後手は△4四銀~△3三桂で「左早繰り銀」の攻撃陣を作りました。
互いに最善を尽くすと、こうしてジワジワと駒組み合戦になるのが本戦型の特徴です。

 


第5図下記再掲載し、局面を進めていきます。
これより後手は2二の飛車を動かすのですが、どこに置くのが良いのでしょうか

【再掲載 第5図は27手目▲6七金まで】
後手は飛車を動かす。どこへ配置する?

 

・再掲載 第5図からの指し手

△2六歩 ▲同歩 △同飛 ▲2七歩

△2四飛(第6図)≫ 
≫の付いた青文字↑を押すと動く盤面で再生

【第6図は32手目△2四飛まで】
攻めの主導権を握るなら浮き飛車が良い。

後手は△2六歩~△同飛~△2四飛と2筋交換しながら浮き飛車へ構えます。
△2四飛と指した所では、△2一飛*と引いて△5二玉*△4二金*△8二銀*と下段飛車で角打ちの隙を全く作らず、ゆっくり指す方針もかなり有力です。
じっくり待ちながら先手に隙ができるのを待ちたい方は、この△2一飛型の手順を推奨します。

しかし今回はわかりやすく動ける手が多い上記 第6図の32手目△2四飛と浮く手を本手として解説します。
ここから後手の狙いは、△3五歩*△4五銀*△2四飛の横利きを通して8四地点を飛車で受ける手を作る事です。

さらに△2四飛型上記 再掲載 第6図*から▲3六歩*のような手なら以下△3二金* ▲3七銀 △3五歩* ▲同歩 △同銀*「左早繰り銀」の攻めが狙いです。
(この時3四地点を△2四飛が守っているので▲3四歩が生じない。)

やはり後手はPart1.Part2で何度も出た「左早繰り銀」に行きつくことになるのです。

 

★「鏡の左早繰り銀 対▲7六角」のポイント5

・飛車の位置は攻めるなら△2四飛型。待ってカウンターを狙うなら△2一飛型。


 


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◇(32手目)後手は△3五歩~△4五銀型で△2四飛型を捌く狙いだが…▲4六歩に注意!

第6図再掲載して局面を進めましょう。
これより後手は△2四飛型を生かすために駒組みを進めますが、少しだけ細かい注意点があるのでそこだけ気をつけましょう。

後手は下記 再掲載 第6図から△3五歩~△4五銀としたいのですが…

【再掲載 第6図は32手目△2四飛まで】
唯一の注意点がある。

 

・再掲載 第6図からの指し手

▲8八飛 △3二金(第7図)≫ 
≫の付いた青文字を押すと動く盤面で↑再生

【第7図は34手目△3二金まで】
4三に隙があるため△4五銀は無理。

ここで△3二金(上記 第7図)と上がる手が、後手陣の4三・2二地点の隙を消した大事な一手。

後手は本当は第6図*から△3五歩*△4五銀*と指したいのですが、そこで先手に▲4六歩*と突く手があります。
以下△同銀▲4八飛*先手有利となります。
(この▲4八飛*△5五銀*と逃げると▲1五角* △2三飛▲4三飛成*先手有利。
他にこの▲4八飛*△4四飛*▲2二角*で香取りが受からず先手有利。)

なので後手はこの先手からの▲4六歩~▲4八飛を防ぐために、一度△3二金(上記 第7図)と上がったのです。
これなら4三地点や2二地点に隙がなく、後手は安心して△3五歩~△4五銀を狙えます。

先手に▲4六歩~▲4八飛と飛車を横に使ってくる手がある場合は、一度4三地点を守る手を優先して指しましょう。

 


 


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もし先手が早期に飛車の横利きを止めるような手*(下記 参考C図)を序盤に指しているなら問題なく。

【参考C図は33手目▲5八玉まで】
この形なら▲4六歩~▲4八飛がない。

このように▲5八玉などが横利きを止めている形なら、
上記 参考C図*から、△3二金を省略していきなり△3五歩*~△4五銀(下記 参考C結果図)で問題ありません。

【参考C結果図は36手目△4五銀まで】
先手は8筋を切れず後手十分。

こうなれば自分だけ歩を持っていて、攻めの主導権を握った後手作戦勝ちとなります。
先手からの▲4六歩~▲4八飛の有無を見極め、細かく序盤でリードを狙うのが居飛車感覚を要求される本戦法のコツです。

 

★「鏡の左早繰り銀 対▲7六角」のポイント6

・先手からの▲4六歩~▲4八飛で4三地点を狙ってくる手に注意。


 


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◇(34手目)先手が8筋を切ってきたら△8二銀~△8三銀型で迎撃!△2四飛の横利きを最大限に生かし作戦勝ち!

さて下記第7図再掲載し、手を最後まで進めましょう。

一見変化がたくさんあるようですが、
やってる事は実に単純で「左早繰り銀へ組み、それから玉を囲う」という手を注意しながら進めているだけです

【再掲載 第7図は34手目△3二金まで】
先手は△2四飛が通る前に飛車を使う。

 

・再掲載 第7図からの指し手

▲7七桂 △3五歩 ▲8四歩 △同歩

▲同飛 △8二銀 ▲8六飛 △4五銀(第8図)≫ 
≫の付いた青文字を押すと動く盤面で再生。↑

【第8図は42手目△4五銀まで】
先手に8筋を切られたが△2四飛が通った。

先手は第7図*でいきなり▲8四歩*だと以下△同歩 ▲同飛△9五角*の王手飛車があるため、一度▲7七桂と跳ねます。

後手は△3五歩と突いて、次に△4五銀と銀を出る手を見せますが。
先手もそれが間に合う前に▲8四歩から8筋を切ってから、▲8六飛と浮いて下記 再掲載 第8図です。

【再掲載 第8図は42手目△4五銀まで】
後手のポイントは△8二銀型。

後手は先手の飛車の8筋交換に対し、△8二銀と上がってから△4五銀と上がっています。
これが最後の大事なポイントで、後手の△2四飛を生かすための手です。

後手の次の狙いは上記 再掲載 第8図*から△5二玉*△8三銀*と上がり、次に△8四飛*や、△8四歩*△7四歩*△同飛*△2四飛*△7三桂*と右桂と右銀を使って右辺から攻める狙いがあります。

ここまで進んでみると、先手が8筋交換した手も上手く逆用して形勢は互角なものの、攻めの主導権を握った後手ペースの将棋となっています。

序盤に先手が角交換で2手も得したのに、
結局▲7八飛・▲7六銀の悪形を直す援護をするために
▲6六歩~▲6七金といった損な2手を指さざるを得なくなってしまったのが原因
です。

 


 


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読みやすいよう、第8図下記再掲載して手を進めます。
あとはもうほとんど注意点もなく、一気に結果図まで進めて後手作戦勝ちで終わりとなります。

【再掲載 第8図は42手目△4五銀まで】
ここから後手は玉を囲って作戦勝ち。

 

・再掲載 第8図からの指し手

▲5八玉 △5二玉 ▲9六歩 △9四歩

▲1六歩 △1四歩(結果図)≫ 
≫の付いた青文字を押すと動く盤面で↑再生

【結果図は48手目△1四歩まで】
両端の歩は受けて損はない。後手作戦勝ち。

先手は▲5八玉と上がり、攻められる2筋から玉が遠い中住まいに囲います。

対する後手も▲5八玉*に対しいきなり△8三銀*だと▲8二歩* △同金 ▲7一角* △7二金 ▲5三角成*で馬を作られてしまいます。
なので5三地点の隙を消すため、一度△5二玉と上がる手も絶対。

手がなくなった先手は▲9六歩と突きますが、後手は△9四歩と受けておきます。
(これでのちに△9三桂~△8五歩の攻めが狙える。)

残る手は▲1六歩と1筋の端を突く手ですが、これも後手は△1四歩と受けて不満ありません。
(これでのちに△1五歩の端攻めが生じる。)

 


 


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というわけで下記 再掲載 結果図まで進んだ局面を見てみましょう。
後手は動く手がたくさんあり、攻めの主導権を握った将棋となっています。

【再掲載 結果図は48手目△1四歩まで】
後手には指したい攻めがいっぱいある。

まず上記 再掲載 結果図から後手には△8四歩~△8三銀といった攻撃手段があります。
どれも自陣の駒を活用して攻めを作る理にかなった手で、
この攻めが常時あるため後手は攻め手に困らない将棋となっているのです。

(ちなみにこの上記 再掲載 結果図*で先に▲8四歩*と打つ手は△8三歩* ▲同歩 △同銀*で銀を上がれて後手不満なし。)

例えば上記 再掲載 結果図から適当に▲6五歩(下記 変化A図)と待った手に対し、
上記の△8四歩~△8三銀の攻め筋を試してみましょう。

かなり強力で先手は困る羽目になります。

【変化A図は49手目▲6五歩まで】
△8四歩~△8三銀を試してみる。

上記 変化A図から△8四歩は、次に△8三銀型を作り7四地点を厚くしてから、
△7四歩から7筋の歩を交換して△7三桂と跳ねる狙い。

ちなみに上記 変化A図*以下△8四歩*▲8五歩*なら△同歩 ▲同銀 △9三桂!* ▲7六銀* △8四歩 ▲6八金 △8三銀*が一例。
(これで後手は次に△8五桂といつでも攻めの桂を入手する事ができる。さらに後で△7四歩!から動くことが可能。)

よって上記 変化A図*以下△8四歩*から▲6八金*のように待つぐらいですが、△8三銀*と銀冠の形を作り、そこから△7四歩* ▲同歩 △同飛* ▲7五歩 △2四飛*から△7三桂(下記 変化A結果図)と進みます。

【変化A結果図は60手目△7三桂まで】
後手陣全ての駒が使えている。作戦勝ちだ。

こうなると後手陣の両桂を跳ねることができ、全く遊び駒がない状態です。

上記 変化A結果図*以下後手は△8五桂* ▲同桂 △同歩 ▲同銀 △8四歩* ▲7六銀* △7八歩!*と先手陣へ歩を放り込んで攻めを作る手があります。
(△7八歩*以下▲8九飛*なら△7九歩成 ▲同飛 △8八角*。他に△7八歩*▲6八玉*なら△7九歩成 ▲同玉△4九角*後手十分。)

これはかなり出来すぎた変化なのですが、後手の狙っている攻め筋が全て詰まった理想の手順なので頭の片隅に入れておいてください。
必ず実戦で使える時が来るでしょう。

とにかく上記 変化A結果図のように浮き飛車に構えて、
△8三銀~7三桂型を作れれば後手は攻めに困らず作戦勝ちとなる
のですから…。

 

★「鏡の左早繰り銀 対▲7六角」のポイント7

△3五歩~△4五銀で△2四飛の横利きを遠し、上がった△8二銀を△8三銀~△7三桂と使って8筋から動く手を見せる。


 


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以上が『GAVA流 対石田流 鏡の左早繰り銀 新xaby角戦法』の升田流7手目▲7七銀~▲7六角への対策手順です。

序盤で先手が2手も得して大きくリードしていると思われた将棋でしたが、
その得した2手が『相居飛車模様の相振り飛車』へ誘導されるととんでもない悪手となってしまう…。

目から鱗のような逆転の発想で、先手の▲7八飛・▲7六銀型は咎められてしまったのでした…。

そして実戦で本戦法を投入してみるとわかるのですが、
まず先手の石田流側はここまで上手く指すことはできません。

なぜなら本戦法は「相居飛車感覚」が要求される将棋で、
今まで指しなれた「金無双・美濃に囲ってさぁこれから」という
通常の相振り飛車の将棋でないのですから…。

9手目▲7六角・▲3六角のどちらに対しても、
先手に相居飛車を強制させる"GAVA式 xaby角流"の思想は見事炸裂したのでした…。

最後に今回解説した「新xaby角 対▲7七銀~▲7六角」の序盤の駒組み7つのポイントをまとめておきます。

 


 


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◆新xaby角「対▲7七銀~▲7六角」7つのポイント まとめ

最後に今回解説した「新xaby角 対▲7七銀~▲7六角」の序盤の駒組み7つのポイントをまとめておきます。

・「新xaby角 対▲7七銀~▲7六角」 7つの駒組みポイント まとめ

1:ひとまず△3三銀と上がり、先手の早い動きを封じる。(下図参照。)

   【再掲載 第2図は12手目△3三銀まで】   
      意外と先手は指す手が難しい。      

・ポイント1:『一度先手に手を渡す△3三銀』の解説へ移動。


2:後手は△4二飛から相振り飛車にして、以下△7二金~△2五歩~△2二飛の向飛車を狙う。(下図参照。)

   【再掲載 第3図は16手目△4二飛まで】   
    無駄な変化を作らずわかりやすく指す。    

・ポイント2:『変化を作らない単純明快△4二飛!』の解説へ移動。


3:後手は向飛車にして△2六歩を狙うだけで、先手は動き辛くなる。▲7六銀型を狙う必殺の△2六飛&△5四角!(下図参照。)

  【再掲載 参考A図は26手目△同飛まで】  
    頻出する手筋。▲7六銀型を咎める。   

・ポイント3:『▲7六銀型を狩る△2六飛&△5四角』の解説へ移動。


4:後手の狙いは▲7八飛・▲7六銀を「相居飛車的な悪形」へ誘導する事。(下図参照。)

       【再掲載 左右反転図】       
    左右反転すると先手
ひどい悪形。    

・ポイント4:『実は悪形。▲7八飛・▲7六銀型』の解説へ移動。


5:飛車の位置は攻めるなら△2四飛型。待ってカウンターを狙うなら△2一飛型。(下図参照。)

   【再掲載 第6図は32手目△2四飛まで】   
   浮き飛車は攻撃的な布陣でオススメ。   

・ポイント5:『攻撃的な△2四飛型』の解説へ移動。


6:先手からの▲4六歩~▲4八飛で4三地点を狙ってくる手に注意。(下図参照。)

 【再掲載 第7図は34手目△3二金まで】 
  4三を受け、次に△3五歩~△4五銀。  

・ポイント6:『4三・2二の隙を消す△3二金!』の解説へ移動。


7:△3五歩~△4五銀で△2四飛の横利きを遠し、上がった△8二銀を△8三銀~△7三桂と使って8筋から動く手を見せる。(下図参照。)

 【再掲載 変化A結果図は60手目△7三桂まで】 
    これぞ攻めの理想形。後手作戦勝ちだ。    

・ポイント7:『"鏡の相居飛車"で作戦勝ち!』の解説へ移動。


 


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◆次回予告「旧xaby角と新xaby角『旧から新へ受け継がれた局面達』」

これで『GAVA流 対石田流 鏡の左早繰り銀 新xaby角』の全ての変化を解説しました。

通常の▲7八飛と振ってくる石田流にはPart1.Part2で解説した
△5四角*の居飛車感覚の攻め『鏡の左早繰り銀』で26手で勝勢!

升田流の7手目▲7七銀には△6五角!*『強制相居飛車型』(Part3)『鏡の相居飛車型』(今回のPart4)で、
後手が序盤で優位に立つことができました。

これらのPart1~Part4で解説した指し方には一貫した思想があります。
旧xaby角、新xaby角の両方を開発したGAVA氏の「先手を不慣れな相居飛車模様の将棋へ強制的に誘導する」という考え方です。

特に新xaby角は、先手を相居飛車模様の将棋に限定させつつ「形勢的にも後手が指しやすくなる」という
旧xaby角で問題だった「後手だけ角を手放したため、形勢的には後手が苦しい」という致命的な問題点を全て解決したのです。

というわけで、次回のPart5では
GAVA氏が新xaby角を編み出すに至って、
旧xaby角を元にして新へバージョンアップさせた局面達
を紹介して

この新xaby角戦法の解説のラストを締めます。

 


【次回予告1図は旧xaby角6手目△5四角】
有名な旧xaby角の角打ち。無論後手悪い。

一見似て非なる戦法と思われた旧xaby角(上記 次回予告1図)新xaby角。(下記 次回予告2図)
「形勢的に悪かった旧」から「形勢的に良くなった新」へ改良されて受け継がれた局面達とは?

【次回予告2図は新xaby角10手目△5四角】
これが新xaby角の角打ち。なんと後手良し。

次回の記事を読めば
旧xaby角党のあなたは
新xaby角
指す事になるだろう…。

 

 


◇次回の記事(Part5)


次回の記事

 


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◆今回の記事の棋譜再生&kifファイルダウンロード

この記事で解説した棋譜を動かして再生できます。

 

 


さらに今回解説した記事を「解説付きkifファイル」でダウンロードできます。

▽解説付きkifファイル ダウンロード▽

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ダウンロードしたkifファイルは「柿木の将棋ソフトウェア」のフリーソフト「kifu for windows」でパソコン上で再生する事ができます。

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iPhoneの方は『kifu for iPone』で再生する事ができます。


 


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◆対石田流「鏡の左早繰り銀」&xaby角戦法 記事一覧


最後に「第3回 誰も知らないマイナー戦法『鏡の左早繰り銀』」と元になった旧xaby角戦法の記事をまとめた一覧を用意しました。

 

 


▽関連商品


・早石田封じ xaby角戦法! 【定価:275円】

*早石田封じ xaby角戦法!* 定価:275円
著:Level8 イラスト:やくもせん 2019年3月発売。全69ページ。 全てはこの書籍から始まった…。GAVA氏が考案した、初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩△8八角成▲同銀”△5四角”の旧xaby角戦法をLevel8氏が解説した書籍。今回紹介した「鏡の左早繰り銀」の元となった戦法で、石田流使いに飛車を振らせず△5四角型から原始棒銀戦法を炸裂させる戦法。本記事の「鏡の左早繰り銀」とは似て非なる戦法なので直接応用できる手順は少ないが、旧xaby角の名の由来・歴史・思想を知る事ができます。  ※電子書籍だけでなく、製本直送.comから紙の本を製本して買う事も可能です。
 
 

・升田の研究~鬼手と石田流~ (将棋連盟文庫) 【定価:1,353円】

*升田の研究~鬼手と石田流~ (将棋連盟文庫)* 定価:1,353円
著:升田 幸三 2015年6月23日発売。 升田幸三実力制第四代名人が考案した「升田式石田流」を自身が解説した本。(1973年に発売された本を2015年に文庫化して再販。) 今では常識的な手順だが、1970年当時は誰もが驚く一手が集まった定跡書だった。なお7手目▲7七銀の手順はP431~P444の実戦解説で紹介されている。50年近く前の本だが、未だに色あせない名著。(本書は1973年発売『升田式石田流』と、1978年発売『鬼手の研究―強い奴に勝つ将棋―』を一冊にまとめた合本。)
 
 

 

 


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