「誰も知らない次の一手」問題図9から△3三金
スポンサーリンク
あなたが選んだ手は
△3三金。(下記△3三金図)
【△3三金図は30手目△3三金まで】
あなたは3二の金を3三へ上がった。
残念ながら
あなたが選んだ
△3三金は
惜しくも不正解です。
この手自体は定跡手で
悪手ではないのですが
△2三玉型の
△3二金型天守閣囲いへ組むには
成立しない手順なのです。
スポンサーリンク
◆△3三金型から組もうとすると△2四歩の瞬間に▲6五歩がある。
【再掲載△3三金図は30手目△3三金まで】
これも定跡手である手なのだが…。
▲7五歩 △8二飛 ▲9七角 △3二玉
▲8六飛 △8四歩 ▲6六歩 △2四歩
▲6五歩!(失敗途中1図)≫
≫の付いた青文字を押すと↑動く盤面で再生。
【失敗途中1図は39手目▲6五歩まで】
囲いへ組むのが一手遅いため成立する手。
(*の付いた青色の文字*を押すと解説が表示されます。)
あなたが指した△3三金に先手は▲7五歩~▲9七角~▲8六飛!とひねり飛車の定跡通り飛車交換を挑んできました。
後手は△3三金型なので飛車交換に弱いため、
△8四歩と歩を打って拒否する一手に先手は▲6六歩と6筋の歩を突いていきます。
(これが巧みな手。)
ここから後手は△3二金型天守閣囲い*へ組むため
△2四歩と突いて、次に△2三玉~△3二金で囲いを完成させようとしますが…。
そこで先手▲6五歩!(下記 再掲載 失敗途中1図)と突いてきました。
この手は△2二角の利きが△3三金で止まっているのと
後手の△3二金型天守閣囲いへ組む手が一手遅いために生じた手です。
【再掲載 失敗途中1図は39手目▲6五歩まで】
ここから△同歩と取るのだが…。
上記 再掲載 失敗途中1図から
△同歩に▲5六飛 △5二金 ▲7四歩!(下記 失敗図)と
進み後手が困る事になります。
【失敗図は43手目▲7四歩まで】
次に▲5三角成が狙い。後手不利。
上記 失敗図で△同歩・△同銀は▲5三角成で5筋を破られ後手不利。
ほかに上記 失敗図で△4二銀と上がる手も▲6五桂で、
次に▲7三歩成と▲5三桂成があるため後手敗勢。
この序盤は先手から5三を狙う仕掛けがあるため
一手でも早く囲いを完成させる必要があるのです。
スポンサーリンク
なので下記 再掲載 問題図で1の△3三金は
先手の仕掛けを誘発する不正解手なのでした。
【再掲載 問題図は30手目△3三金まで】
天守閣囲いへは組めない。
隙なく△2二角の利きを通したまま
天守閣囲いへ組める一手とは?
スポンサーリンク