(7手目 変化)「鏡の左早繰り銀」7手目で▲7四歩~▲5五角なら?
スポンサーリンク
◆(7手目 変化)「鏡の左早繰り銀」7手目で▲7四歩~▲5五角なら?
【変化B1図は7手目▲7四歩まで】
この▲7四歩が気になるが…?
この上記の▲7四歩は△同歩に
▲5五角(下記 変化B2図)が狙いです。
【変化B2図は9手目▲5五角まで】
この手が狙いだが、実はこれが罠。
この▲5五角(変化B2図)は一見嫌な手に見えますが、
実はこの手が後手が誘っている最初の罠です。
上記 変化B2図から、
△2二角 ▲8二角成 △同銀(下記 変化B3図)と進んで、飛角交換ですが、歩得になった後手十分となります。
【変化B3図は12手目△同銀まで】
歩得の後手十分。次に△9五角もある。
上記 変化B3図で▲1六歩のような手だと、
△9五角(下記 変化B結果図)があり、
先手忙しい局面になってしまいます。
【変化B結果図は14手目△9五角まで】
二枚角の技がかかった!後手有利。
上記 変化B結果図*から▲7七銀(▲7七桂)*だと、△7七角左成* ▲同桂 △同角成* ▲6八金 △9九馬*と進んで、飛と銀桂香交換の三枚換えの駒得になり後手優勢となります。
なので戻って、
下記 再掲載 変化B3図で他の手を指す事になりますが。
【再掲載 変化B3図は12手目△同銀まで】
ここで▲7七銀・▲6八飛・▲7八金は?
他に上記 再掲載 変化B3図*で▲7七銀*は、△6五角*があり馬作りから歩得ができる後手十分。
よって上記 再掲載 変化B3図*で▲6八飛*と途中下車して飛車を振る手は、△9五角* ▲7八金 △6八角成 ▲同玉 △7三銀*となると、後に△7五歩~△7六歩と角のラインを使って攻める事ができる後手有利です。
なので上記 再掲載 変化B3図*で残る手は▲7八金*と上がって無難に収めるぐらいですが、以下△1五歩 ▲5八飛 △7三銀*が一例。
先手は飛車を振る事ができましたが、一歩得で1筋の位を取っているので玉が広く後手不満ありません。
先手は石田流の長所である、終盤の玉の遠さが発揮し辛い将棋となります。
・先手の▲7四歩~▲5五角には△2二角と打ち返し、飛角交換後に△9五角を狙って後手十分。
◆対石田流「鏡の左早繰り銀」の解説記事へ戻る
スポンサーリンク