Twitter(ツイッター)、instagram(インスタグラム)に掲載した自作詰将棋 双玉1手詰&前問の解答(2019年8月24日)

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◆Twitter(ツイッター)、instagram(インスタグラム)に掲載した自作詰将棋 双玉1手詰&前問の解答(2019年8月24日)

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関連記事:マイナー将棋ブログ作「双玉詰将棋問題集」(1手・3手)

◎【初心者向】マイナー将棋ブログ作「双玉詰将棋問題一覧」(1手詰) 全38問」
双玉1手詰 Part1
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◎【初心~中級向】マイナー将棋ブログ作「双玉詰将棋問題一覧(3手詰) 全11問」
双玉3手詰 問題一覧
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◆2019年 8月24日掲載「双玉1手詰

【問題図 双玉1手詰】
玉だからこそ詰む順がある。

 

 


・作者の一言(マイナー将棋ブログ)
前回の二枚飛車の図式に対し、今回は二枚角の図式。
前回同様7七の駒が玉だからこそ1手詰になる手があります。

玉という駒のインファイトでの強さを体感してください。


答えは次回の問題の記事に掲載します。

(下にスクロールすると前回の2019年8月23日の問題の答えがあります。)

 

 


◆前回の答え(2019年 8月23日掲載)


前回の問題

【問題図 双玉1手詰】
二枚の飛車のどちらを使う?

問題図からの指し手

▲9九飛(詰め上がり図)

【詰め上がり図は▲9九飛まで】
▲7六玉の効果で8六・7七に逃げられない。

9六へ玉を逃がさない▲9九飛(詰め上がり図)が正解!
詰め上がり図以下、9八へ合駒をしても▲同飛上で無駄合い。

詰め上がり図を見てわかる通り▲7六玉△8六玉△7七玉と逃げる手を消しています。

 

最後に再掲載 問題図での失敗手順の紹介。

【再掲載 問題図 双玉1手詰】
▲7七飛でも詰みそうだが?

1.再掲載 問題図▲7七飛△9八玉 ▲7八飛上 △8八歩(失敗図)で詰まない。

【失敗A図は△8八歩まで】
これで王手が続かず詰まない。

よって問題図で▲9九飛以外の手は不正解です。

7六の駒が玉だから1手詰になる。
これも双玉詰将棋の魅力の一つだと思います。
仮に7六の駒が金や銀なら、この問題は1手詰ではなくなります。

 

 


◇7六の駒が金なら? 金の場合は3手詰に。

試しに7六が金の場合の問題図を見てみましょう。

【▲7六金型問題図 3手詰】
これなら3手詰になる。考えてみよう。

▲7六金型問題図からの指し手

▲9九飛 △8七玉 ▲7七金(詰め上がり図)

【詰め上がり図は▲7七金まで】
3手でちゃんと詰む。

3手詰となり、ちゃんと詰みます。
これはこれで金の良さを引き出した、なかなかの問題ですね。

 

 


◇7六の駒が銀なら? 途中に中合いの妙手があり詰まなくなる。

では次に7六の駒が銀の場合ならどうなるのか?
▲7六銀型になると、今度は詰まなくなります。

【▲7六銀型問題図 不詰問題】
銀になると詰まない。

▲7六銀型問題図からの指し手

▲9九飛 △8六玉 ▲8九飛(途中1図)

【途中1図は▲8九飛まで】
ここで受けの妙手がある。

この途中1図△9六玉なら以下▲9八飛 △9七歩 ▲8五銀 △9五玉 ▲9七飛までの9手詰となります。
他に途中1図から△9五玉だと以下▲9八飛 △9六歩 ▲8五飛 △9四玉 ▲9六飛までの9手詰です。
どちらの変化も8筋に飛車がいる事で、相手の玉を8筋に逃げられなくしている事がおわかりでしょう。

よって途中1図から玉を逃げると詰むのですが、ここで受け方に詰みを逃れる妙手があります。

途中1図からの指し手

△8八歩(途中2図)

【途中2図は△8八歩まで】
この△8八歩が妙手で詰まない。

突然、ポンと打った△8八歩受けの妙手。
この手の意味は▲同飛上と一度取らせる事で、次に9筋に玉を逃げた時に攻め方の飛車を8筋で使えなくするのが狙いです。

途中2図からの指し手

▲同飛上 △9六玉(途中3図)

【途中3図は△9六玉まで】
なんとこれで捕まらない。

攻め方の飛車を▲同飛上と8八の地点に呼び寄せ、△9六玉(途中3図)と避けるのが受けの好手。
これで途中3図となり、なんとこの玉は詰まないのです。

例えば途中3図から▲9七歩だと以下△9五玉 ▲8五飛 △9四玉で後続がありません。

 

よってこの途中3図で残る手は▲8七銀、▲8五銀、▲9八飛の3手段ですが・・・全部詰まないのです。

だんだん目まいがするような難しい話になってきました。

 

 


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☆(6手目変化)途中3図で▲8七銀や▲8五銀なら? 打ち歩詰めで逃れられる。

まず再掲載 途中3図から銀を使う▲8七銀▲8五銀だとどうなるのでしょうか?
結論から言うと、両方とも打ち歩詰めの変化で逃れられます。

まずは再掲載 途中3図▲8七銀の変化から行きましょう。

【再掲載 途中3図は△9六玉まで】
▲8七銀だと?打ち歩詰めで逃れ。

・再掲載 途中3図からの指し手

▲8七銀 △9五玉 ▲8六銀 △9六玉(変化失敗A図)

【変化失敗A図は△9六玉まで】
打ち歩詰めで逃れられ失敗。

△9六玉(変化失敗A図)と逃げられてみると▲9七歩打ち歩詰めになっており、後続手がありません。
変化失敗A図から▲9八飛△8六玉と銀を取られて捕まりません。

物凄い変化ですが、ギリギリのラインで玉が詰みを逃れているのがおわかりでしょう。

 

では戻って再掲載 途中3図。
ここで▲8五銀と上から追うのはどうでしょうか?

【再掲載 途中3図は△9六玉まで】
残るは▲8五銀だが、これも打ち歩詰めで逃れ。

・再掲載 途中3図からの指し手

▲8五銀 △9七玉 ▲9八飛 △8六玉(変化失敗B図)

【変化失敗B図は△8六玉まで】
これで捕まらない。空中で活路を見出す玉。

▲8五銀に対しては△9七玉と逃げられた時、▲9八歩打ち歩詰めとなり困ります。
よって▲9八飛から追うしか手はありませんが△8六玉(変化失敗B図)と逃げられて困ります。

変化失敗B図から▲8八飛左・▲8八飛右△8七歩と受けられ後続手がなく失敗のようです。

 

よって途中3図から▲8七銀▲8五銀では打ち歩詰めの変化があって詰まないのでした。
もうなんだか解説している側も難しすぎて投げ出したくなるような変化ばかりの問題です。

 

 


△(6手目)さらに角合いの妙手が登場! これで詰まない。

戻って再掲載 途中3図。

再掲載 途中3図は△9六玉まで】
残る手は▲9八飛だが。

ここで他に残った王手は▲9八飛ですが、これにも受けの妙手があり詰まなくなります。

・再掲載 途中3図からの指し手

▲9八飛 △9七角(途中4図)

【途中4図は△9七角まで】
この角合が後の▲8八飛左を消した好手。

さらに▲9八飛に対して△9七角と受けるのが、詰む変化を消した妙防。
この途中4図△9七角に対し▲同飛以下△同玉 ▲5三角 △8六歩 ▲9八歩 △9六玉で後続がなく王手が続きません。

途中4図何故角合いなのか?と言う疑問は、以下の手順でわかります。

途中4図からの指し手

▲8七銀 △同玉(失敗図)

【失敗図は△同玉まで】
9七が歩なら▲8八飛左から詰む。

失敗図9七の駒が歩だと、▲8八飛左から詰む手順が生じます。
仮に△9七角△9七歩なら▲8八飛左 △9六玉 ▲7六飛 △9五玉 ▲9六歩 △9四玉 ▲7四飛 △9三玉 ▲7三飛成 △9四玉 ▲8三飛成までの詰みです。
手順も話も長くなるので「△9七歩と受けると▲8七銀から詰み筋が生じる」とまとめて、この変化の話は終わりましょう。


しかし今回の失敗図では△9七角と打っているので攻め方に手がありません。
例えば失敗図▲8八飛左には△同角成で何もありません。

つまりこの△8八歩~△9七角打ち歩詰めの変化があるので、▲7六銀型は詰まない問題なのでした。

 

 


△まとめ「▲7六銀型問題」は△8八歩~△9七角の妙手があり不詰問題。 双玉問題だからこそ1手詰。

本当に話が長くなりましたが、この「▲7六銀型の問題は△8八歩~△9七角の妙手があるので詰まない」と言う話でした。

つまり今回出題した双玉詰将棋(再掲載 問題図)▲7六玉型1手詰問題にするための大事な攻め駒だったと言う事です。

【再掲載 問題図 双玉1手詰】
▲7六玉型だからこそ1手詰。

この問題で双玉詰将棋の魅力と玉と言う駒の強さが少しでも伝われば幸いです。

筆者は▲7六銀型の問題で将棋の恐ろしさをあらためて体感しました。
こんなに難しい問題だとは、解説するまで思いもしませんでした・・・。

 

 


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◆次回の問題(2019年 8月25日掲載)


次回の問題

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表記(2019年  8月24日掲載「双玉1手詰」「3手詰」)

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【2019年8月24日掲載 双玉1手詰】
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△関連記事:2004年 当時の将棋ソフトも間違えた!世界一難しい!?「双玉詰将棋 1手詰」

一見簡単に詰みそうな1手詰と思ったら、まさかの13手先も読まなければいけない超難問!
2004年に発売したGBA(ゲームボーイアドバンス)のゲームソフト『みんなの将棋』にひっそりと収録されていた双玉1手詰問題を、当ブログが制作元の株式会社サクセスに許可を頂いて掲載&解説しました。
2004年当時、なんと下記の記事の先にある1手詰問題を間違えた市販将棋ソフト・フリー将棋ソフトがあり・・・。


当時の将棋ソフトも間違えた! 世界一難しい!?1手詰! GBAソフト『みんなの将棋』より(双玉詰将棋)

 

 


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