Q.変化解説:テーマ図で王城環の手番だと?▲3五歩 △同歩 ▲3八飛からの仕掛けがある
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Q.変化解説:テーマ図で王城環の手番だと?▲3五歩 △同歩 ▲3八飛からの仕掛けがある
第18話のテーマ図を再掲載します。
もしも下記のテーマ図で先手の手番だと、先手はどんな攻めを狙っているのか見てみましょう。
【再掲載 第18話テーマ図は▲4七銀まで】
ここで先手の手番だとどんな攻めがあるか?
▲3五歩 △同歩 ▲3八飛(変化1図)≫
【変化1図は▲3八飛まで】
後手の弱点は3筋。そこを狙った手順。
これは変化1図*でもし先手の手番なら、▲2五桂!* △同歩*(△同桂*は▲同歩*で桂交換になり先手有利。) ▲3五飛!*(変化A図)と3筋から捌いてしまう狙いなのです。
【変化A図は▲3五飛まで】
△3二歩には▲3四歩で桂交換確定。
手順は長いものの、先手は居飛車穴熊の堅さを生かし一直線の切り合いに持ちこんで仕掛けが成立している事がわかったはずです。
水面下で環は仕掛けを見せていたのだった。
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◇▲3八飛に△4三銀と引いて3四の桂頭を守ると? 今度は▲4五歩~▲4五同桂~▲3五飛で強引に桂交換で仕掛け成立!
変化1図を再掲載します。
3筋が薄いと思った後手が△4三銀と受けた場合、仕掛けはあるのでしょうか?
結露から言うと、▲4五歩と突いて桂交換から▲5五桂を狙う手があるので仕掛けは成立します。
【再掲載 変化1図は▲3八飛まで】
後手が△4三銀と3筋を守ったら?
△4三銀 ▲4五歩* △同歩 ▲同桂
△同桂 ▲3五飛(変化2図)≫
【変化2図は▲3五飛まで】
次の▲3三飛成と▲4五飛があり先手有利。
後手は変化1図で△4三銀と引いても、この▲4五歩~▲同桂~▲3五飛(変化2図)の十字飛車の手順があり先手の仕掛けは成立します。
変化2図*では、次に▲3三飛成*と▲4五飛*~▲5五桂*の金銀両取りがあり、このまま攻めが続けば居飛車穴熊で玉の堅い先手が指しやすくなっていきます。
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◇まとめ:再掲載 テーマ図で後手が何もしないと▲3五歩からの仕掛けがある
よって下記再掲載 テーマ図では、先手から次に▲3五歩の仕掛けが成立しているのです。
【再掲載 テーマ図は▲4七銀まで】
次に▲3五歩の仕掛けが成立している。
1:上記 テーマ図から▲3五歩 △同歩 ▲3八飛から▲2五桂!と3筋で歩と桂を1枚づつ交換する事が可能。
2:後手が上記 テーマ図で▲3五歩 △同歩 ▲3八飛に△4三銀と引いて受けても▲4五歩 △同歩 ▲同桂 △同桂 ▲3五飛の十字飛車から▲4五飛と桂を取り、▲5五桂の金銀両取りの狙いがある。
総括:テーマ図で先手の手番なら▲3五歩 △同歩 ▲3八飛から3筋で歩と桂を交換できる。 以下単純な横からの攻め合いになれば玉の堅い先手居飛車穴熊の環が有利になりやすい。
したがってテーマ図で後手のことはは、この▲3五歩を受ける必要がありますが、一体どんな受けを放つのでしょうか?
女流棋士二段 忽那ことははどう受ける?
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