『囲の王』第11話 王城環VS雪片真 大将戦の17手詰を初手から並べて解説(第1巻収録)

 


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◆『囲の王』第11話「王城環VS雪片真 大将戦の17手詰」を初手から並べて解説

では最後に、この17手詰の手順を最初から並べて終わりにしたいと思います。
何故環は3手目に▲2五桂と捨てたのか? 今のあなたならその理由もわかるはずです。
あなたは一度この詰将棋を解いたのですから。

まず最初に読んだ通り、下記のテーマ図初手▲3一角成・▲2四角成では詰みません。
(「雪片部長の読み筋を聞く」へ飛ぶ。)

そこで先手の環がひねり出した手が初手▲2四桂です。

【テーマ図は△8七同歩成まで】
ここから環の▲2四桂から17手詰。

 
・テーマ図からの指し手

▲2四桂(第1図)≫

【第1図は1手目▲2四桂まで】
この▲2四桂の意味は何だろうか?

この▲2四桂が驚きの一手。

この手の意味は第1図*△同銀*と取った変化で理解できます。
以下▲同角成* △5二金 ▲1三銀 △2一玉*の時に▲2二銀打*と最後に銀が打てて詰みになります。
この初手▲2四桂は、銀を桂と交換して▲2四同角成の変化に詰みを生じさせたというわけです。

 

 


第1図再掲載します。

【再掲載 第1図は1手目▲2四桂まで】
△同銀では詰むので本譜は▲1三玉と逃げた。

 
・再掲載 第1図からの指し手

△1三玉 ▲2五桂(第2図)≫

【第2図は3手目▲2五桂まで】
この3手目の桂捨ての意味は?

この▲2五桂がさらに驚愕の捨て駒!
第2図▲2五桂捨てを入れないと、この後の手順で後手の雪片玉が詰まなくなります。

この桂捨ての意味はこの局面で解説するより、後で進んだ時に解説するとわかりやすいので先に進めましょう。(第7図で解説。)

 

 


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第2図再掲載します。

【再掲載 第2図は3手目▲2五桂まで】
ここから派手な手がまた飛び出す。

 
・再掲載 第2図からの指し手

△同銀 ▲1二桂成(第3図)≫

【第3図は5手目▲1二桂成まで】
桂捨ての連打!

この▲1二桂成(第3図)が寄せの好手で、△同銀*'と取ると▲2四銀* △2二玉 ▲3三角成 △3一玉 ▲2二馬*までの11手詰となります。
よって後手は△同玉と取る一手。

 

 


 第3図再掲載。

【再掲載 第3図は5手目▲1二桂成まで】
後手はここで△同玉と取る一手。

 
・再掲載 第3図からの指し手

△同玉(第4図)≫

【第4図は6手目△同玉まで】
一度この局面をよく見て欲しい。

後手は▲1二桂成△同玉(第4図)と取りました。
ここで第4図*テーマ図*を一度よく比べてみてください。

よく見比べてみると、テーマ図から第4図の違いは後手の△1四銀△2五銀と動いただけなのです。
後手の環は、6手かけてこの第4図△2五銀型を作り、相手の守りに働いていた△1四銀を無効化する事が目的だったのです。
初手▲2四桂~▲2五桂~▲1二桂成は、その手順を全部王手で手番を握りながら行うための捨て駒だったのです。(王手以外の手だと後手の手番になり、先手玉は詰むため。)

さて△2五銀型を作った環は、ここからどういう詰みを狙っているのでしょうか?

 

 


第4図再掲載します。

【再掲載 第4図は6手目△同玉まで】
ここから環は道を拓いた。

 
・再掲載 第4図からの指し手

▲3一角成(第5図)≫

【第5図は7手目▲3一角成まで】
△2五銀型だとこの手で詰みが生じる。

そこで先手の環は▲3一角成!(第5図)
この手は、△1四銀型テーマ図で雪片部長が詰まないと読んだ順でした。

この△2五銀型だと一体どこで違いが生じるのでしょうか?

 

 


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第5図再掲載。

【再掲載 第5図は7手目▲3一角成まで】
この角成には△3二銀で詰まなかったが?

 
・再掲載 第5図からの指し手

△3二銀 ▲1三銀 △2三玉 ▲4三龍!(第6図)≫

【第6図は12手目▲4三龍まで】
この龍捨てが▲4一馬を王手にする好手!

この第6図▲4三龍が環がテーマ図の時点から狙っていた寄せ。
桂の3連捨てといい、この▲4三龍といい、環には駒をタダ捨てする派手な妙手の連発です。

 

 


第6図再掲載します。

【再掲載 第6図は12手目▲4三龍まで】
この龍捨ての意味は?

 
・再掲載 第6図からの指し手

△同銀 ▲4一馬 △3四玉 ▲2三馬!(第7図)≫

【第7図は15手目▲2三馬まで】
この局面で△2五銀型にした意味がわかる。

この▲2三馬!(第7図)が後手玉を逃がさない決め手!
さて、ここで後手の銀が△2五銀型になっている意味を解説しましょう。

もしここで先手が初手▲2四桂~▲2五桂~▲1二桂成を入れず、この▲2三馬までの寄せを行ったのが、下記の仮想図です。

【仮想図は9手目▲2三馬まで】
△1四銀型なら△同銀で続かない。

もし△1四銀型なら、仮想図▲2三馬△同銀と取られて続く手がありません。
この△1四銀が後手玉を守る最後の砦になっています。

つまりこの最後の▲2三馬△同玉と取らせるために、環は初手から▲2四桂~▲2五桂~▲1二桂成と桂を捨てて△2五銀型を作ったのです。
ここまで考え、環は初手▲2四桂の手順をひねり出したのですね。 いやはや物凄い。

 

 


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本譜に戻り、第7図再掲載。
この▲2三馬*(第7図)が決め手で、△4四玉*と逃げれば▲4五金*までの詰みです。

【再掲載 第7図は15手目▲2三馬まで】
ここまで来たら後は簡単な3手詰。

 
・再掲載 第7図からの指し手

△同玉 ▲2四金(詰め上がり図)≫

【詰め上がり図は17手目▲2四金まで】
駒捨ての連発で華麗な17手詰!

△同玉と取る手に▲2四金(詰め上がり図)までの頭金で17手詰となりました。
これが『囲の王』第11話 王城環VS雪片真の大将戦 17手詰大逆転の一局でした。

 



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絶体絶命の必至から、17手詰の大逆転で勝利した環。
しかし雪片真と言う強いライバルと出会う事ができ、環は今後も精進していく事でしょう。
今後の『囲の王』第12話以降で、環と真の再戦はあるのでしょうか?

 

気になる物語の続きは、囲の王を毎週欠かさずチェック!
次回の第12話(6月12日更新)もお楽しみに!

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